ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
先日、所用で八丁堀駅のあたりを歩いていたときのこと。
あの近代彫刻の巨匠の名がついたお店と遭遇いたしました!
「スパイスとハーブ料理?世界のビール?何屋さん??」
近づいてみると・・・
そこには、「カレー」 の文字。
なるほど。
確かに、カレーは、スパイスとハーブ料理ですね。広い意味では。
とても気になるお店ではあるのですが。
実は、1時間ほど前にランチを済ませたばかり。
お腹は全く空いていません。
というか、お腹いっぱいです。
しかし、この機会を逃せば、次にいつ八丁堀に来ることがあるのやら。
もしかしたら、数年来ないということも。
それくらいに、特に用の無い街。
それが、八丁堀です (←失礼!) 。
・・・と、《考える人》 ばりに、考えること数分。
これも何かの縁と、お店に飛び込んでみることにしました。
メニューは、わりと豊富です。
オススメは、ロースかつカレー (850円) とのことなので、
(お腹はいっぱいですが) 思い切って、そちらをオーダー。
運ばれてくるまで、店内にロダンがあるかをチェックしてみました。
しかし、見回せど見回せど、ロダンはありません。
代わりに、と言ってはなんですが。
謎の抽象画が飾られていました。
さて、そうこうしている間に、ロースかつカレーが運ばれてきました。
何を隠そう (?)、カツカレーにはうるさい僕。
月に2、3回はゴーゴーカレーでロースカツカレーを食べています。
なので、ちょっとやそっとのカツカレーでは、僕は驚かないわけで・・・・・パクリ。
「ウマッ!!!」
ブログ用に盛っているというわけでもなんでもなく。
今まで食べたカツカレーの中で一番美味しかったです。
これまで長年にわたって僕の中で不動の1位だったゴーゴーカレーのロースカツカレーは首位から陥落。
ロダンのロースかつカレーが、チャンピオンの座につきました。
まず何と言っても、ルーが深い。
スパイシーでビター、そして、少し甘味を感じました。
ルーにかかっている黄色いソースは、なんとカシューナッツのペーストとのこと。
このペーストが、独特の甘味とコクをプラスしています。
そして、もう一つの主役であるカツが完璧。
パン粉の量、揚げ方、油くどくなさ。
どれをとってもパーフェクトです。
さらに、トッピングのジャガイモは素揚げしてあってカリカリほくほく、
卵は燻製されているので、ただでさえ深いカレーのルーに、スモーク感を与えていました。
気づけば、お腹いっぱいだったはずなのに完食。
ご馳走様でした。
ちなみに、こちらのロダンでは、嬉しいポイントカード制度が。
なんと7回食べると、1杯無料なのだそうです。
他のカレーも食べてみたいので、これはリピート決定ですね。
初めて八丁堀に来る用が生まれました (←失礼、再び!) 。
どうやら、そういうリピーター客が多いらしく、
1時半を過ぎていたにも関わらず、店内はほぼ満席でした。
こうして、市民が集うカレー屋さん・・・・・はっ!!
市民とカレー・・・市民のカレー・・・カレーの市民・・・《カレーの市民》 !!
これでようやく、ロダンと繋がりました。
スッキリです。
(注:「市民じゃなくて、区民や都民じゃねーか!」 というクレームは一切受け付けません)
<お店情報>
ロダン (【旧店名】カレー堂)
住所:東京都中央区八丁堀3-8-4
定休日:日曜・祝日
営業時間:11:00~15:00
美術ブログ界の巨匠になるべく、ランキングに挑戦しています
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第17回 中央区八丁堀でロダン
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