2015年が終わろうとしています。
皆様はどんな一年でしたか?
思い返してみれば、2015年は昨年以上に充実した一年でした。
アートテラーとしての仕事の幅が、確実に広がった一年だったように思います。
そこで、今回は、皆様にとってはどうでもいいでしょうが、
2015年を振り返り、アートテラー10大ニュースを発表いたします。
かなり自己満足的な記事ですが、お付き合いいただけましたら幸いです。
第10位 本屋B&Bでトークショー
今年の1月に開催された “新印象派 光と色のドラマ” を盛り上げるべく、
東京都美術館の大橋菜都子学芸員とともに、下北沢の本屋B&Bでトークショーをしました。
そのトークショー内で、大橋学芸員には、
『付き合ってみたい新印象派の画家ベスト5』 を発表して頂きましたので (笑)
自分も何か体を張らねば、と。
そこで、いまだ誰も検証したことが無いという、
『新印象派の作品には、一体いくつ点があるのか数えてみよう』 に果敢にもチャレンジ。
シニャックの 《サン=ブリアックの海》 に描かれた点の数を、すべてカウントしました。
数え終るまでにかかった時間は、約15時間。
死にました。
第9位 ガッキーを生で観る
おかげさまで、今年はたくさんのプレス内覧会にお邪魔させて頂きました。
その中で特にテンションが上がったのが、
国立科学博物館で開催された “生命大躍進展” のプレス内覧会。
なんと、ナビゲーターの新垣結衣さんが、特別ゲストとして登場したのです。
こんなにも綺麗な方が、この世にいたのですね。
“生命大躍進展” の感想が吹っ飛ぶくらいに、衝撃的でした。 (←取材しろよ!)
「頑張ってアートテラーを続けていれば、いつかガッキーに会えるよ!」
と、過去の自分に教えてあげたいくらいです。
ちなみに、生ガッキーを観てしまってしばらくは、
美人画を観ても、 「ガッキーには叶わないよなぁ」 という状態に。
確実にアートテラーの仕事に支障をきたしていました (笑)
第8位 27時間アートツアー完走
今年もたくさんのアートツアーを主催いたしました。
その数、実に80以上!
どのアートツアーも、思い出に残っていますが。
やはり一番は、4月に開催した 『27時間アートツアー』 です。
某テレビ局のように、「楽しくなければアートツアーじゃない」 を合言葉に、
4月25日の14時から翌日の17時まで、ただただ楽しいことだけを27時間やり続けました。
パブリックアートのツアーあり、建築ツアーあり、六本木アートナイトオール企画あり。
バラエティ豊かな全5つのアートツアーを開催しました。
(お客さんは、どれか1つを選んで参加。さすがに、27時間付き合せるわけにはいきませんw)
アートテラーとして活躍する場が増えることは、純粋に嬉しいのですが。
心の片隅では、芸人としての自分が薄れていくようで、実は少し複雑な気持ちもありました。
しかし、27時間アートツアーという無謀なチャレンジに挑んだことで、
「とに~さんは、相変わらずバカやっているなぁ (笑)」 と、多くの方に思って頂けたようです。
さすがに27時間もアートツアーを続けるのは、体力的はキツかったですが、
久しぶりに、芸人らしいことが出来て、精神的には満たされるものがありました。
このチャレンジを終わった後に知った何人もの学芸員さんから、
「来年、27時間アートツアーやる時は、声をかけてよ」 と、仰って頂けたので、
来年はさらにパワーアップした内容で、27時間アートツアーを開催いたします。
今年参加された方も、参加出来なかった方も、是非お待ちしております!
第7位 練馬区立美術館を貸切りました
昨年から講師を務めている新潮講座の一環で、
“アルフレッド・シスレー展” を開催中の練馬区立美術館を閉館後に貸切らせて頂きました。
今年開館30周年を迎えた練馬区立美術館の歴史の中で、
実は、それまで一回も貸し切りイベントというのは無かったのだとか。
つまり、練馬区立美術館を初めて貸切った人物は、アートテラー・とに~です (笑)
練馬区立美術館のWikipediaに載る日が来るかもしれません。
ちなみに、来年も新潮講座は続投決定。
貸し切り講座はお休みしますが、その代わりに箱根バスツアーと、
銀座のギャラリストさんたちとの爆笑 (?) トークショーを開催いたします。
まだ参加者受付中のようですので、都合のつく方は是非!
第6位 “松岡コレクション 私のお気に入り” にちゃっかり参戦!
今年40周年を迎えた松岡美術館では、全4回にわたって特別展が開催されました。
そのフィナーレを飾ったのが、“松岡コレクション 私のお気に入り” という特別展。
有識者の方々が松岡コレクションの中からお気に入りの作品を1点チョイス。
その作品に寄せたコメントと合わせて紹介するというユニークな企画です。
各美術館の館長さんや業界の重鎮の美術評論家に交じって、なんと僕にもオファーが!
畏れ多いこと、この上なし!
僕がチョイスし、コメントを寄せたのは、エドワード・ジョン・ポインターの 《小さな災難》 。
自分が選んだ作品が期間中、展示されるだなんて。
貴重な体験をさせて頂きました。
まだまだ、いろんなことがあった2015年。
ベスト5の発表は、また明日!
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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2015年アートテラー10大ニュース~前編~
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