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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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龍子記念館 リニューアルオープン名作展

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今年2012年は、年。
ドラゴンの年です。

ちなみに、今年の年賀状のために描き下ろしたイラストは、こちら↓

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ドラゴン



「D・R・A・G・O・N」 のアルファベット6文字で、龍の絵を描いてみました。
送った人からの評判は・・・何もないです (笑)


それはさておき。
辰年ということで、辰年に相応しい美術館に行ってきました。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-龍子記念館


子記念館です。

半年以上、耐震工事のため休館していた龍子記念館。
そんな眠れる龍が、ついにリニューアルオープン!
その門出を記念して、現在、
“龍子記念館 リニューアルオープン名作展” が開催中です。
龍子記念館が誇る名品の数々が展示されています。

「絵は、床の間に飾るものじゃない!美術館に飾るんだ!」

…と、青島刑事のように、言ったかは不明ですが (笑)
ニュアンス的には、このようなことを唱えた川端龍子。
(その主義は、 “会場芸術主義” と呼ばれます)

そんな川端龍子の作品は、
やはり、彼が自分の絵のために自ら設計した美術館で観るに限ります。
迫力が全然違います。
星


今回展示されている作品の中で、ベストオブ大迫力作品は、 《臥龍》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-臥龍


まさに、辰年に相応しい逸品。
この龍の絵と比べてしまうと、僕の描いた龍の絵なんて、ちんけなものです (笑)


こちらも迫力の一枚。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-阿修羅の流れ


青森の奥入瀬渓流の中で、もっとも急な流れと言われているのが、ここ “阿修羅の流れ”。

『ドバドバドババ…』

という爆音が聞こえてくるかのような臨場感がありました。
そんな急な流れを、我関せずと飛んでいる蝶の姿が涼しげ。


最後に紹介したい迫力の一枚は、 《爆弾散華》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-爆弾散華


“・・・えっ、迫力ある絵??”

と思った方が続出中かと思われますが。
この絵も迫力満点。
一見すると、単なる野菜の絵です。
しかし、この絵は、終戦の3日前、龍子が目の当たりにしたある光景を描いた作品なのです。
それは、自宅の畑に、空襲による爆弾が落ち、野菜を一瞬にして吹き飛ばす光景。
その瞬間を、スローモーション再生しているかのような印象を受けます。
空襲の危機を間一髪で免れた龍子だからこそ描けた一枚。




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