うらわ美術館で開催中の “ボンジュール!フランスの絵本たち” に行ってきました。
こちらは、タイトルの通りに、フランスの絵本に焦点を当てた展覧会で、
日本初出展となる原画や貴重なデッサン、冊子など約350点の展示品が紹介されています。
絵本の原画展は、ある意味、夏の風物詩で、今年もいくつか開催されていますが。
フランスの絵本に焦点を絞ったのは、僕が知る限りでは初めてです。
さてさて、展示のメインとなるのは、フランス絵本史に残るカストール文庫。
フランスの出版人ポール・フォシェが1931年にスタートさせた絵本のシリーズなのだそうです。
フランスの絵本なのに、あまりフランスっぽさを感じないと思ったら、
まほうつかいバーバ・ヤガー―ロシア民話 (世界傑作絵本シリーズ―フランスの絵本)/福音館書店
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りすのパナシ/童話館出版
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ナタリー・パランやフェオドル・ロジャンコフスキーをはじめ、
カストール文庫を代表する絵本作家のほとんどが、ロシア出身の人物でした。
カストール文庫の (おそらく) とても貴重な原画の数々が紹介されていたのでしょうが。
カストール文庫そのものを初めて知ったこともあり、
イマイチ原画を見ても、その感動はありませんでした。
が!
今回のフランス絵本展のもう一つの柱である・・・
ぞうのババール/Disc Classica
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ババールのしんこんりょこう (評論社の児童図書館・絵本の部屋 ぞうのババール 2)/評論社
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『ぞうのババール』 の原画の数々に関しては、
子ども時代に、読んでいたこともあって、テンションが上がりました。
意外だったのは、 『ぞうのババール』 の生みの親ジャン・ド・ブリュノフは、
37歳という若さでこの世を去ってしまったそうで、シリーズはその後、彼の息子によって続けられたとのこと。
親子の合作だったのですね。
子ども時代ぶりに、 『ぞうのババール』 を目にした気がするのですが。
“この画風、誰かに似ているんだよなぁ”
と、モヤモヤ。
しばらく考えた末に、
かりあげクン―ほんにゃらゴッコ (1) (アクション・コミックス)/双葉社
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植田まさしさんに似ていると、自分の中では納得 (笑)
味のある線といい、目が点なところといい。
また、会場の最後には、現役の作家の絵本の数々が紹介されていました。
特にフィーチャーされていたのが、アンヌ・ベルティエという絵本作家。
J’additionne/作者不明
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Je divise/作者不明
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彼女は、足し算や割り算いった概念を絵本化していました。
子どもにとって楽しい絵本なのかは、謎でしたが。
デザインがあまりにスタイリッシュなので、むしろインテリアとして大人が欲しい一冊。
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ボンジュール!フランスの絵本たち
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