みんなの大東京建築ツアーの行程を、
誰にでも楽しんで頂けるように、 『もしもの日曜日の建築ツアー』 として提案する企画。
「もしも建築ツアーズ
~the architecture tour makes your Sunday Happy~」
今回は、サブカルチャーの街 『荻窪・阿佐ヶ谷・高円寺』 が舞台です。
住みやすい街という印象が強く、あまり名建築がありそうな感じはしないのですが・・・いえいえ。
これらの街には、これらの街ならではの特色ある名建築の数々があったのです。
それでは、荻窪駅からスタートです。
01 ときのオアシス/六角鬼丈
東京都杉並区天沼3-31
ここに注目!
○全長36㎞にも及ぶ 『杉並「知る区ロード」』 のオアシス (休憩所) の1つ
○テーマは、 「時」 。公園内に設置された3つの仕掛けで 「時」 を感覚的に捉えることが出来る
[とに~の呟き]
「六角鬼丈さんらしい、ぶっとんだ発想の建築・・・というか、公園。
ただ、この後、もっと衝撃的な六角さんの建築が登場しようとは。
僕はまだ知る由も無かった。」
02 西郊ロッヂング/設計者不明
東京都杉並区荻窪3-38-9
ここに注目!
○昭和13年に建てられた食事付きの高級下宿
○現在は賃貸アパート兼旅館となっている
○銅板葺のドーム屋根がアイコンとなっている
[とに~の呟き]
「周りは普通の住宅や普通の駐車場なのに、西郊ロッヂングだけが昭和のまま。
確実に、ここだけ時が止まっていました。
ときのオアシス以上に、 「時」 を感じられる建築。」
03 杉並区立中央図書館/黒川紀章
東京都杉並区荻窪3-40-23
ここに注目!
○周囲に緑が多いことを配慮し、環境と調和した設計になっている
○雁行 (雁が飛んでいくときの列の形に似たギザギザな形) をデザインに多用
○エントランス部分の中央にシンボルツリーを配置
[とに~の呟き]
「シンボルツリーは、杉でした。
やっぱり、杉並区だけに・・・??」
04 ATLAS(荻窪の集合住宅)/渡辺誠
東京都杉並区荻窪3-41
ここに注目!
○全20戸の住戸に16通りのプランが用意されており、それらをズラしながら集めたような集合住宅
○細いスリット開口と金色のタイルのラインが転写された白い壁で統一している
[とに~の呟き]
「青山製図専門学校を造った渡辺誠さんが集合住宅を造ると、
こんなにも個性的になるのかと、ちょっとした衝撃を受けました。
目の前に普通の集合住宅 (アパート) があったので、その対比が面白い。」
05 杉並区役所阿佐谷出張所/六角鬼丈
東京都杉並区阿佐谷北2-18-17
ここに注目!
○『杉並「知る区ロード」』 のオアシス (休憩所) の1つであるはなのオアシスも併設
○建築のあちこちに六角鬼丈らしい造形が見られる
[とに~の呟き]
「只ならぬ雰囲気を放っていました。
擬音を使うなら、ヌルンとした建築。」
06 高円寺南アパート/古谷誠章
東京都杉並区
ここに注目!
○上下二戸それぞれにロフト階がついている
○外装は黒いフェノール樹脂板で仕上げられている
[とに~の呟き]
「独特のカラーセンスをしたアパートです。
勝手なイメージですが、大学生男子が好きそうなカラーセンス。」
07 BUILDING K/藤村龍至
東京都杉並区
ここに注目!
○若き理論派建築家・藤村龍至の実質デビュー作
○4本のコアと5階の床梁によるメガストラクチャーを採用しており、4階以下はそこから吊られている
○5階には屋外の空間がある
[とに~の呟き]
「見た目は、ごく普通のビル。
まさか2~4階が釣られているとは思いませんでした。
言われてみると、確かに1階のイオンリカーには柱がありませんでした。」
杉並区の方には大変申し訳ないのですが。
杉並区を舞台にした建築ツアーが成立するのか不安で不安で仕方ありませんでした。
しかし、蓋を開けてみれば、いつもと同じく見どころいっぱいの建築ツアーになっていました。
杉並区の皆様、疑ってしまって、申し訳ありませんでしたm(__)m
さてさて、次回の大東京建築ツアーは、年内ラスト。
舞台は東京駅周辺です。
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杉並の街並~荻窪・阿佐ヶ谷・高円寺編~
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