訪れるのは、今回で2回目となるディスカバリーミュージアム。
(1回目は、こちら)
現在、こちらの美術館で開催中の展覧会は、
“四百年前の春 武将たちの嗜” です。
どんな展覧会かと言いますと・・・
「徳川家康が関ヶ原の戦いに勝利した1600年代前半、
乱世を生き抜いた戦国武将たちが、新たな気持ちで迎える日本の春をどのように感じ、
向き合ったのかを五感で感じていただく内容といたしました。
五感を通して嗜む日本の文化・武将たちと出会い、
忘れ去られようとしている日本の心や心豊かな生き方を再発見してください。」
とのこと。
う~ん、四百年前の春・・・。
イメージが沸くような沸かないような。
四十一歳の春なら、何となくイメージが沸くのですが。
とりあえず。
例によって、写真撮影が可能でしたので、
展示されていたモノを、ご紹介いたしましょう。
《井戸茶碗 銘 五月雨》 や、
《平釜 伝 天明》
と言った茶道具に始まり (春は関係ないような・・・) 、
住吉弘定 《源氏物語図(藤裏葉)》 や、
細川斉樹 《五言絶句》
と言った書画作品まで (やっぱり春は関係ないような・・・)
12点の展示品が紹介されていました。
こちらの碁石入れに関しては。。。
《芒菊桐紋蒔絵碁笥》 と、全然、春に関係なし!
というか、むしろ秋!!
ただ、かの千利休が持っていたという伝承がある由緒正しき品。
春には関係ない気がしましたが、この碁笥に宿る気品は、素晴らしいものがありました。
唯一 (?) 春らしさを感じたのは、 《桜楽器散蒔絵小鼓胴》
どんな春めいた音が鳴るのでしょう。
演奏を聴いてみたいものです。
この小鼓の横には、こんなものまで展示されていました。
こちらは、 《太鞁秘伝抄》
細川ガラシャの義理の父・細川幽斎が、
太鼓の達人・観世与左衛門国広から太鼓の秘伝を受け、それを弟子に相伝した際の伝書。
そんな細川幽斎の手にかかれば、
《桜楽器散蒔絵小鼓胴》 を上手く演奏することなんて余裕だったのでしょう。
最後に。
お土産コーナーで見つけた衝撃のTシャツを!
この 『討入り』 の3文字を書いたのは、細川元首相。
「殿、ご乱心www!」
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四百年前の春 武将たちの嗜
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