2013年には、“暮らしと美術と髙島屋” 、
2015年には、“東宝スタジオ展 映画=創造の現場” と、企業とのコラボ展覧会を実現させてきた世田谷美術館。
現在は、その最新作 (?) となる・・・
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
“竹中工務店400年の夢 ―時をきざむ建築の文化史―” が開催されています。
こちらは、株式会社竹中工務店に焦点を当てた展覧会です。
「400年!!40年の間違いじゃなくて?!」
と思いきや、間違いでもなんでもなく。
竹中工務店が創業したのは、なんと1610年!
織田家の普請奉行を務めた初代竹中藤兵衛正高が名古屋で創業したのが、その起源なのだとか。
そんな大工棟梁時代の紹介から、今回の展覧会は始まります。
神社仏閣の造営をしていた一会社が、
今や、東京タワーや東京ドーム、あべのハルカスといった・・・
日本のランドマークを次々と手掛ける日本を代表するスーパーゼネコンに!
スケールの壮大なシンデレラストーリーを見ているかのような展覧会でした。
これまでに手がけた建築は数知れず、
また、住宅から商業施設、スタジアムなどジャンルも幅広く手掛けている竹中工務店。
それゆえ、その一部を紹介しただけなのでしょうが、模型や資料といった展示品は膨大でした。
比例して、情報量も膨大に。
サラサラッと眺めて楽しむタイプの展覧会ではありませんでした。
とは言え、竹中工務店が手がけた建築が描かれている絵画作品を展示していたり、
インスタレーション作品のような展示があったり、
大工の棟梁によって制作された木製の橋が設置されていたり、
世田谷美術館らしい味付けが随所にされているので、
竹中工務店の史料館といったような感じではありませんでした。
普段の生活で、竹中工務店に関心を抱くことは、これまではほとんどありませんでしたが。
この展覧会を機に、竹中工務店の建物を意識することになりそうです。
ちなみに、世田谷美術館の建物は、竹中工務店ではありませんでした (笑)
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竹中工務店400年の夢 ―時をきざむ建築の文化史―
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