ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
ロイスダール アマンドリーフ/ロイスダール
![]()
ロイスダール ロンジェ/ロイスダール
![]()
三越や東武百貨店などのデパ地下でお馴染みのロイスダール。
その本店が中野にあるそうです。
ロイスダールは、17世紀オランダ絵画黄金期最大の風景画家。
《ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車》 や、
![ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車]()
《太陽の出現》 など、
![太陽の出現]()
決して派手さはないですが、しみじみ染み渡るような風景画を数多く残した巨匠です。
なかなか一般的に知名度は低い画家なので、あまり公表していませんでしたが。
実は、僕は隠れロイスダールファン。
これは行かねばなりません!
![ロイスダール]()
さてさて、外観は、そこまでロイスダール感もオランダ感もありませんでした。
お店の看板も、
![ロイスダール]()
ディスプレイも、
![ディスプレイ]()
ロイスダール感は0。
しかし、あえてロイスダールを社名にしているわけですから、
きっと店内のどこかしらにロイスダールの絵は飾ってあるに違いありません。
地元の方に人気のお店らしく、店内は大賑わい。
焼き立てパンや、昔懐かしい感じのケーキがたくさん並んでいます。
![1階]()
しかし残念ながら、この1階フロアでは、ロイスダールの絵は発見できず。
というわけで、2階にあるレストランへと移動しました。
![nagai]()
![ロイスダール]()
そこに飾られていたのは、明らかにロイスダール作ではない絵。
サインには、『T.Nagai』 とありました。
・・・・・誰?!
「ロイスダールの絵がないので、帰ります。」 とは、さすがに言えないので。
オススメメニューのロールキャベツを注文。
![ロイスダール]()
ロイスダール自慢のパンとともに頂きました。
決して派手さはないですが、しみじみ染み渡るような味でした。
さすが、ロイスダール!
ごちそうさまでした。
と、食べ終わって一息ついた際に、ふと閃きました。
店内にロイスダールの絵は飾ってないですが。
もしかしたら、店内から見える外の光景が、ロイスダールの風景画のようなのかもしれません。
いや、きっと、そうに決まっています。
![外]()
「!!!!」
![事件]()
風情もへったくれもない光景でした。
さて、帰宅後のこと。
ロイスダールの社名の詳しい由来を調べていたら、衝撃的な事実を発見してしまいました。
皆様、まずはこちらのページをご覧ください↓
https://www.ruysdael.co.jp/company/think.html
ロイスダールの名前の由来。
17世紀 オランダに生まれた画家 サルモン・ヤン・ロイスダール (Salomon van Ruysdael) は
その生涯を地元に根ざし、風景画だけを描き続けました。
弊社は、大地の自然と素朴な人々を描くロイスダールの画風のように、
その中に息づくあたたかさを大切にしたいと考えて、ブランド名を画家 「ロイスダール」 からいただきました。
とあります。
「ん?サルモン・ヤン・ロイスダール??」
僕が好きなのは、ヤーコプ・ファン・ロイスダールです。
ロイスダール違い!
ちなみに、ググってみると、サルモン・ヤン・ロイスダールは、
ヤーコプ・ファン・ロイスダールの叔父であり、師であった風景画家と判明。
とは言え、ヤーコプ・ファン・ロイスダール以上にマイナーな画家であることは確かです。
ただ、もう一度、公式HPをよーく見て頂きたい。
掲載されている絵画は2点とも、ヤーコプ・ファン・ロイスダールの絵なのである。
公式HPで紹介している絵画のほうが間違っているのか。
それとも、1923年の創業以来、ロイスダールは、
ヤーコプ・ファン・ロイスダールを、サルモン・ヤン・ロイスダールを勘違いしているのか。
事件は会議室でで起きてるんじゃない!公式HPで起きてるんだ!!
<お店情報>
ロイスダール 中野本店
住所:東京都中野区松が丘2-4-14
定休日:月曜
営業時間:10:00~19:00
美術ブログ界の巨匠になるべく、ランキングに挑戦しています
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
ロイスダール アマンドリーフ/ロイスダール
![](http://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51gB2hNdsOL._SL160_.jpg)
ロイスダール ロンジェ/ロイスダール
![](http://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41EwNLu3TCL._SL160_.jpg)
三越や東武百貨店などのデパ地下でお馴染みのロイスダール。
その本店が中野にあるそうです。
ロイスダールは、17世紀オランダ絵画黄金期最大の風景画家。
《ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車》 や、
![ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車](http://stat.ameba.jp/user_images/20161219/20/artony/47/23/j/o0800064913825011943.jpg)
《太陽の出現》 など、
![太陽の出現](http://stat.ameba.jp/user_images/20161219/20/artony/c8/ea/j/o1100087513825011947.jpg)
決して派手さはないですが、しみじみ染み渡るような風景画を数多く残した巨匠です。
なかなか一般的に知名度は低い画家なので、あまり公表していませんでしたが。
実は、僕は隠れロイスダールファン。
これは行かねばなりません!
![ロイスダール](http://stat.ameba.jp/user_images/20161219/20/artony/c1/c0/j/o1280096013825004812.jpg)
さてさて、外観は、そこまでロイスダール感もオランダ感もありませんでした。
お店の看板も、
![ロイスダール](http://stat.ameba.jp/user_images/20161219/20/artony/54/0e/j/o1280096013825004820.jpg)
ディスプレイも、
![ディスプレイ](http://stat.ameba.jp/user_images/20161219/21/artony/27/d7/j/o1280096013825020804.jpg)
ロイスダール感は0。
しかし、あえてロイスダールを社名にしているわけですから、
きっと店内のどこかしらにロイスダールの絵は飾ってあるに違いありません。
地元の方に人気のお店らしく、店内は大賑わい。
焼き立てパンや、昔懐かしい感じのケーキがたくさん並んでいます。
![1階](http://stat.ameba.jp/user_images/20161219/21/artony/8c/04/j/o1280096013825024052.jpg)
しかし残念ながら、この1階フロアでは、ロイスダールの絵は発見できず。
というわけで、2階にあるレストランへと移動しました。
![nagai](http://stat.ameba.jp/user_images/20161219/21/artony/41/91/j/o0960128013825025782.jpg)
![ロイスダール](http://stat.ameba.jp/user_images/20161219/21/artony/70/11/j/o1280096013825025287.jpg)
そこに飾られていたのは、明らかにロイスダール作ではない絵。
サインには、『T.Nagai』 とありました。
・・・・・誰?!
「ロイスダールの絵がないので、帰ります。」 とは、さすがに言えないので。
オススメメニューのロールキャベツを注文。
![ロイスダール](http://stat.ameba.jp/user_images/20161219/21/artony/5f/12/j/o1280096013825028150.jpg)
ロイスダール自慢のパンとともに頂きました。
決して派手さはないですが、しみじみ染み渡るような味でした。
さすが、ロイスダール!
ごちそうさまでした。
と、食べ終わって一息ついた際に、ふと閃きました。
店内にロイスダールの絵は飾ってないですが。
もしかしたら、店内から見える外の光景が、ロイスダールの風景画のようなのかもしれません。
いや、きっと、そうに決まっています。
![外](http://stat.ameba.jp/user_images/20161219/21/artony/c5/11/j/o1280096013825032848.jpg)
「!!!!」
![事件](http://stat.ameba.jp/user_images/20161219/21/artony/b6/e3/j/o1332072513825033294.jpg)
風情もへったくれもない光景でした。
さて、帰宅後のこと。
ロイスダールの社名の詳しい由来を調べていたら、衝撃的な事実を発見してしまいました。
皆様、まずはこちらのページをご覧ください↓
https://www.ruysdael.co.jp/company/think.html
ロイスダールの名前の由来。
17世紀 オランダに生まれた画家 サルモン・ヤン・ロイスダール (Salomon van Ruysdael) は
その生涯を地元に根ざし、風景画だけを描き続けました。
弊社は、大地の自然と素朴な人々を描くロイスダールの画風のように、
その中に息づくあたたかさを大切にしたいと考えて、ブランド名を画家 「ロイスダール」 からいただきました。
とあります。
「ん?サルモン・ヤン・ロイスダール??」
僕が好きなのは、ヤーコプ・ファン・ロイスダールです。
ロイスダール違い!
ちなみに、ググってみると、サルモン・ヤン・ロイスダールは、
ヤーコプ・ファン・ロイスダールの叔父であり、師であった風景画家と判明。
とは言え、ヤーコプ・ファン・ロイスダール以上にマイナーな画家であることは確かです。
ただ、もう一度、公式HPをよーく見て頂きたい。
掲載されている絵画は2点とも、ヤーコプ・ファン・ロイスダールの絵なのである。
公式HPで紹介している絵画のほうが間違っているのか。
それとも、1923年の創業以来、ロイスダールは、
ヤーコプ・ファン・ロイスダールを、サルモン・ヤン・ロイスダールを勘違いしているのか。
事件は会議室でで起きてるんじゃない!公式HPで起きてるんだ!!
<お店情報>
ロイスダール 中野本店
住所:東京都中野区松が丘2-4-14
定休日:月曜
営業時間:10:00~19:00
美術ブログ界の巨匠になるべく、ランキングに挑戦しています
![Blogランキングへ](http://stat001.ameba.jp/user_images/0f/c1/10016887020_s.gif)
![にほんブログ村 美術ブログへ](http://art.blogmura.com/img/art88_31.gif)