コイケヤ Mサイズポテトチップス カラムーチョ ホットチリ 60g
¥126
楽天
「こんなに辛くてインカ帝国?!」 でお馴染みの (?) インカ帝国。
15世紀前半~16世紀前半に繁栄した南米最大にして、アンデス文明最後の国家です。
実は、意外なことに、このインカ帝国は、
車輪も無エ、鉄器も無エ、文字も無エ…という無い無い尽くしの文明。
そんな彼らは、どのような生活をしていたのか。
そして、どうやって巨大な帝国を築くことが出来たのか。
これらのインカ帝国の秘密を、総点数約160点の考古遺物で解き明かす超大型歴史ロマン展覧会、
“インカ帝国展―マチュピチュ『発見』100年” が、国立科学博物館にて開催されています。
6月24日まで。
さて、5月末の時点で、すでに30万人突破という、人気の展覧会。
嫌な予感がしつつも、先日の日曜日に訪れたところ・・・嫌な予感は、見事に的中!
会場は、ごった返しており、
展示ケースによっては近づくのが、非常に困難な状態でした。
こんなにも混雑しているのに、スタッフの対応と云えば、
「立ち止まらないでくださ~い!」
と、繰り返し、声を張り上げるだけ。
「こんな対応でインカ帝国?!」 と、苦言の一つも呈したくなります。
それが、唯一にして、最大の不満。
☆を1コ減らして、2つ星。
とは言え、展示品は、興味深いものばかりで、
人混みに耐えてでも観た甲斐があったと感じられる作品が多くありました。
例えば、儀式に使われたという酒器 《ケロ》
名前の可愛さもさることながら、その姿も可愛いケロ。
上の 《ケロ》 以外にも、様々な 《ケロ》 が紹介されていました。
外側に描かれた装飾が、ファミコンのドット絵のようで、どこか懐かしく感じられました。
また 《ケロ》 以外にも、印象的な器が、たくさん。
その中でも、特に印象に残っている器と云えば、コレ!
《顔型の頸部を持つ壺》 です。
キャラクターグッズ化を視野に入れいているとしか思えない仕上がり (笑)
酒器だけでなく、彼らが着てた衣服も展示されていました。
その中で、印象深かったのは、 《貫頭衣(チュニック)》
この穴から首を出すと、どれくらいの襟ぐりになるのか。
一度、実際に着て確かめてみたいものです。
それと、僕は、服を畳むのが苦手なので、
こんな正方形な服なら、畳むのが楽だろうなぁと思いました。
(↑小学生のような感想!)
これらのように楽しげな展示品だけならば、気も楽なのですが。
今回のインカ帝国展には、それらに交じって、そうではない展示品もあります。
例えば、 《小型女性人物像》
ポスターにも使われていた作品だったので、
それなりの大きさのものを想像していたのですが。
実際は、手乗りサイズ。
それだけに、ファーストインプレッションは・・・
「あっ、意外と小っちゃっ!何か期待外れだな (笑)」
でした。
ところが、説明をよく読むと、
この人物像は、生贄になった女性を模して、一緒に埋葬したものであることが判明。
・・・・・・・・・・・・・。
そんな背景があるものとは知らずに、
小さくてショボいとか思ってしまって、すいません。
こういう悲しい歴史があるものが、
見世物として展示されているのは、何だか複雑な気持ちになります。
さらに複雑な気持ちになった展示品が、5体のミイラ。
これまでに、エジプトや日本のミイラを目にしているので、
多少、どんなミイラが目の前に現れても、動じない自信がありましたが・・・。
「怖っ∑(゚Д゚)」
今回展示されていたミイラはどれも、苦悶の表情を浮かべていました。
しかも、ぐるぐるに縛り上げられており、
その窮屈そうな姿を観てると、胸が痛みます。
しかも、そのうちの1点の少女のミイラには・・・
眼球が!!!
「マジ怖っ∑(゚Д゚)」
鳥肌がブワァ~っと立ちました。
子どもなら、トラウマ必至です。
心臓が弱い人は、十分に気を付けてくださいませ。
さらにさらに、この目玉アリの少女の隣には、
なんと、 《ミイラ包み》 に包まれた状態のミイラが!
もう怖いのは、勘弁してよ・・・・・・あれれ?
「ぷっ( ゚∀゚)・;'.」
《ミイラ包み》 だけに、
おどろおどろしいものを想像していましたが、予想に反して、だいぶファニーな品でした。
ここに死体 (=ミイラ) が包まれているとは、誰が想像できようか。
<巡回情報>
~2012年~
仙台市博物館 7月6日(金)~9月9日(日)
山梨県立考古博物館 9月18日(火)~11月14日(水)
静岡県立美術館 11月27日(火)~2013年1月27日(日)
~2013年~
富山県民会館美術館 2月9日(土)~4月7日(日)
京都文化博物館 4月16日(火)~6月23日(日)
福岡市博物館 6月30日(日)~9月1日(日)
鹿児島県歴史資料センター黎明館 9月10日(火)~10月23日(水)
沖縄県立博物館・美術館 11月9日(土)~2014年2月2日(日)
美術ブログのランキングに、ご協力をお願いします
↧
インカ帝国展―マチュピチュ『発見』100年
↧