寺田倉庫が運営する現代アートの複合施設TERRADA ART COMPLEX。
その4階にあるギャラリー、ANOMALY (アノマリー) では、現在、
”西野達 個展 やめられない習慣の本当の理由とその対処法” が開催されています。
こちらは、国際的に活躍するアーティスト西野達さんの最新個展です。
ちなみに、「西野達」 と書いて、「にしのたつ」。
「にしのたち」 という複数形のユニットではないので、お間違えの無いように。
西野さんといえば、21_21 DESIGN SIGHTのギャラリー3、
その空間をまるまるカプセルホテルにしてしまったり (実際に泊まった方も)、
あのシンガポールのシンボル、マーライオンを壁で囲い、ホテルの部屋にしてしまったり、
日本に限らず、世界各国の公共空間で、
誰もが思いも付かないぶっ飛んだプロジェクトを発表しているアーティスト。
あまりにもアートのスケールが大きいため、その長いキャリアに反して、
これまで室内で展覧会が開催されたことは、数えるほどしか無いのだとか。
今回の最新個展も、実に10年ぶりの開催となるそうです。
展覧会のコンセプトは、”屋外のものを室内に持ち込む” とのこと。
屋外のものを室内に取り込む、
普段の西野作品とは逆の発想で制作された作品が多く並べられています。
例えば、こちらの 《達仏ー仏陀は生きている(九尊仏)》 という作品。
素材は、なんと本物のサザンカの樹。
幹も枝も葉も、すべて本物です。
その先端部分をよく見ると、仏像が彫られています。
これらの仏が、タイトルにある ”達仏”。
有り難いような。そうでもないような。
一応、手は合わせておきました。
また例えば、《破壊されたギリシャ彫刻のフロアランプ、ヴィーナス》。
こちらは、西洋の美の基準であるギリシャ彫刻の石膏像を、
ハンマーで破壊し、再構成したというアート作品にして、照明器具です。
西野さん曰く、ギリシア彫刻とは、その完璧なフォルムの陰影を自然光で眺めるものとのこと。
しかし、その常識も破壊すべく、人工のLED照明を付けたのだとか。
確かに、フロアランプなのに、フロアよりも、彫刻のほうを照らしていますね。
さてさて、何と言っても、会場で一番目を惹くのが、こちらの作品。
展覧会のタイトルにもなっている 《やめられない習慣の本当の理由とその対処法》 です。
大胆にカッティングされた車の上に、冷蔵庫やキャビネット、
ベッドやソファーが絶妙なバランスで積み上げられ、それらすべてを街灯が串刺しする。
冷静に言葉にして説明すればするほど、
「何だそれ?!」 と言いたくなる作品でした。
ちなみに、お値段は、1100ドルとのこと。
日本円にして、約12万円。
・・・・・・・・あれっ?意外と安い?!
頑張れば、買えなくもない金額です。
と、一瞬ダマされそうになりましたが (←?)。
買ったところで、これをどこに置くというのか。
そもそも、どう運ぶというのか。
衝動買いしなくて、良かったです。
ちなみに。
部屋に飾りやすい写真作品も数点ほど、紹介 (販売) されていました。
こちらは、代表作の 《The Life’s Little Worries of Général Mellinet》。
フランスのナントの広場で撮影されたという写真作品です。
とある将軍の像の上に積み重ねられているのは、彼の人生を綴った文献に登場する要素の数々。
合成写真のように見えますが、さにあらず。
それらの品々をワイヤーで固定し、上からクレーンで吊っているのだそうです。
遠い将来、自分の像がこんな目に遭うとは、
この将軍は夢にも思っていなかったことでしょう。
他にも、CG無しの写真作品2点が紹介されていました。
タイトルは、それぞれ 《女神》 と 《楽しくないと言えば嘘になる》。
清々しいくらいに、馬鹿馬鹿しい作品でした。
見る分には、楽しいです。
さすがに、自分が被写体になりたくはないですが。
・・・・・・・いや、まったくやりたくないと言えば嘘になります。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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その4階にあるギャラリー、ANOMALY (アノマリー) では、現在、
”西野達 個展 やめられない習慣の本当の理由とその対処法” が開催されています。
こちらは、国際的に活躍するアーティスト西野達さんの最新個展です。
ちなみに、「西野達」 と書いて、「にしのたつ」。
「にしのたち」 という複数形のユニットではないので、お間違えの無いように。
西野さんといえば、21_21 DESIGN SIGHTのギャラリー3、
その空間をまるまるカプセルホテルにしてしまったり (実際に泊まった方も)、
あのシンガポールのシンボル、マーライオンを壁で囲い、ホテルの部屋にしてしまったり、
日本に限らず、世界各国の公共空間で、
誰もが思いも付かないぶっ飛んだプロジェクトを発表しているアーティスト。
あまりにもアートのスケールが大きいため、その長いキャリアに反して、
これまで室内で展覧会が開催されたことは、数えるほどしか無いのだとか。
今回の最新個展も、実に10年ぶりの開催となるそうです。
展覧会のコンセプトは、”屋外のものを室内に持ち込む” とのこと。
屋外のものを室内に取り込む、
普段の西野作品とは逆の発想で制作された作品が多く並べられています。
例えば、こちらの 《達仏ー仏陀は生きている(九尊仏)》 という作品。
素材は、なんと本物のサザンカの樹。
幹も枝も葉も、すべて本物です。
その先端部分をよく見ると、仏像が彫られています。
これらの仏が、タイトルにある ”達仏”。
有り難いような。そうでもないような。
一応、手は合わせておきました。
また例えば、《破壊されたギリシャ彫刻のフロアランプ、ヴィーナス》。
こちらは、西洋の美の基準であるギリシャ彫刻の石膏像を、
ハンマーで破壊し、再構成したというアート作品にして、照明器具です。
西野さん曰く、ギリシア彫刻とは、その完璧なフォルムの陰影を自然光で眺めるものとのこと。
しかし、その常識も破壊すべく、人工のLED照明を付けたのだとか。
確かに、フロアランプなのに、フロアよりも、彫刻のほうを照らしていますね。
さてさて、何と言っても、会場で一番目を惹くのが、こちらの作品。
展覧会のタイトルにもなっている 《やめられない習慣の本当の理由とその対処法》 です。
大胆にカッティングされた車の上に、冷蔵庫やキャビネット、
ベッドやソファーが絶妙なバランスで積み上げられ、それらすべてを街灯が串刺しする。
冷静に言葉にして説明すればするほど、
「何だそれ?!」 と言いたくなる作品でした。
ちなみに、お値段は、1100ドルとのこと。
日本円にして、約12万円。
・・・・・・・・あれっ?意外と安い?!
頑張れば、買えなくもない金額です。
と、一瞬ダマされそうになりましたが (←?)。
買ったところで、これをどこに置くというのか。
そもそも、どう運ぶというのか。
衝動買いしなくて、良かったです。
ちなみに。
部屋に飾りやすい写真作品も数点ほど、紹介 (販売) されていました。
こちらは、代表作の 《The Life’s Little Worries of Général Mellinet》。
フランスのナントの広場で撮影されたという写真作品です。
とある将軍の像の上に積み重ねられているのは、彼の人生を綴った文献に登場する要素の数々。
合成写真のように見えますが、さにあらず。
それらの品々をワイヤーで固定し、上からクレーンで吊っているのだそうです。
遠い将来、自分の像がこんな目に遭うとは、
この将軍は夢にも思っていなかったことでしょう。
他にも、CG無しの写真作品2点が紹介されていました。
タイトルは、それぞれ 《女神》 と 《楽しくないと言えば嘘になる》。
清々しいくらいに、馬鹿馬鹿しい作品でした。
見る分には、楽しいです。
さすがに、自分が被写体になりたくはないですが。
・・・・・・・いや、まったくやりたくないと言えば嘘になります。
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