全国の着物女子の皆様、お待たせいたしました (←?)
日本が世界に誇るファッションである着物。
その深い歴史と文化と美とを、
帯や髪飾りなどの装身具や着物女子が描かれた絵画、
そして、もちろんホンモノの着物の数々とともに紹介する展覧会が、いよいよ始まりました。
その名も、 “Kimono Beauty ―シックでモダンな装いの美 江戸から昭和―”
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千葉市美術館での開催 (1月4日~2月11日) を皮切りに、
以下のようなスケジュールで、日本全国を巡回するそうです。
福岡市博物館 2月23日~4月7日
奈良県立美術館 4月20日~6月2日
島根県立石見美術館 7月13日~8月26日
群馬県立近代美術館 9月21日~11月4日
着物を紹介する展覧会自体は、そう目新しいものではない気がしますが。
今回のKimono Beauty展の一番のウリは、何と言っても、
ボストン美術館が所蔵する貴重な着物コレクションが特別出展されていること。
《白綸子地竹垣牡丹模様小袖》 に、
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江戸時代・18世紀前半 ボストン美術館蔵 Photograph © 2013 Museum of Fine Arts, Boston
《紅綸子地几帳模様打掛》 に、
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江戸時代・18-19世紀 ボストン美術館蔵 Photograph © 2013 Museum of Fine Arts, Boston
《鼠縮緬地孔雀熨斗模様振袖》 に。
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明治時代・19世紀 ボストン美術館蔵 Photograph © 2012 Museum of Fine Arts, Boston
これらは、すべて海を渡った着物たち。
今回のKimono Beauty展で、初里帰りを果たしたのだそうです。
お帰りなさいませm(__)m
ボストン美術館から、貴重な着物コレクションが来日していることは、よほど珍しいことらしく。
千葉市美術館のKimono Beauty展のポスターは、そんなことはありませんでしたが、
次の巡回先である福岡市博物館でのポスターは、USAをかなり強調しちゃっています (笑)
(福岡市博物館は、ちょっとはしゃぎすぎw)
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さてさて、特別出展のボストン美術館の所蔵する着物以外にも、
日本各地から、実にたくさんの着物が集結している今回のKimono Beauty展。
そのボリュームの多さゆえ、会場にすべての着物が収まらず、
前期と後期で、展示される着物を、ほぼ総入れ替えしなければならないほどなのだとか。
いつもは地味な千葉市美術館の展示室が (←失礼!) 、
華やかな着物で埋め尽くされている様は、まさに “馬子にも衣装” といった感じでした (←さらに失礼!)
また、展示として特徴的なのは、 《納戸縮緬地桜樹蛇籠楓模様小袖》 のように、
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Clik here to view. 江戸時代・18世紀 女子美術大学美術館蔵
歴史的な資料として価値の高い江戸時代の着物だけでなく。
明治時代の着物もあれば、
《濃鼠平絹地梅樹鶯模様着物》 のような大正時代の着物もあれば、
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Clik here to view. 大正時代・20世紀 個人蔵
《赤地チューリップ模様変り織銘仙着物》 のような昭和時代の着物も紹介されており、
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Clik here to view. 昭和時代・20世紀 須坂クラシック美術館蔵
Kimono Beauty展を通じて、着物の歴史や変遷が見て取れるようになっていたことでしょうか。
時代とともに、着物のスタイルが移り変わっていく様は、
着物女子ならずとも、自分のような洋服男子 (←?) が観ても、純粋に面白かったです。
ちなみに、着物を着る女性方は、どう感じたかわかりませんが、
自分的には、自分が女だったら、一番着てみたいのは、大正時代の着物でした。
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江戸時代や明治時代の着物は、ゴージャスすぎて、自分の身の丈には合わなさそうで、
昭和時代の着物は、音符の柄の着物など、ちょっとチープな印象を受けたものが多かったので (笑)
ともあれ、たくさんの美しい着物を目にしたことで、
「それに比べて、男子の着物は地味だよなァ・・・」
と、ちょっとだけ女性に生まれ変わりたくなったのは、ここだけの話です (笑)
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きもの割引 (きものを着て訪れた方は観覧料2割引+粗品贈呈!) という特典もあるそうなので。
新春は、着物姿で、千葉市美術館を訪れてみてはいかがでしょう?
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Kimono Beauty —シックでモダンな装いの美 江戸から昭和—
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