ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
開始当初は、月1ペースくらいでお届けできる気でいましたが。
意外と、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店は少ないようです。
それでも、地道にリサーチを続けていると、
なんと自分ん家の近くに、印象派の巨匠と同じ名前のお店があることを発見!
灯台下暗しとは、まさにこのこと。
というわけで、早速、自転車に乗って行ってまいりました。
その名も、ピサロ。
ピサロこと、カミーユ・ピサロは、印象派の画家たちの中では、最年長者であった人物。
温厚な性格だったようで、仲間たちの信望が厚く、
自然とまとめ役のような役割を担っていたそうです。
また、人付き合いの悪かったセザンヌさえも、ピサロを師と仰いだというのは有名なエピソード。
よっぽど、 “いいひと。” だったのですねぇ。
ただし、作品に関して言えば、
特に、これというほどの傑作はなく、全体的に地味な印象。
印象派の画家なのに、印象が薄い。
それが、カミーユ・ピサロです。
・・・・・と、そんなピサロと同じ名前を持つお店の外観が、こちら↓
名は体を表すとは、まさにこのこと。
アットホームな感じは滲み出ていますが、全体的に地味な印象。
よ~く調べてから行かないと、素通りしてしまいそうです。
というか、実際、素通りしてしまいました (笑)
いざ、お店の中に入ってみると、
外観から想像していた通り、居心地の良い空間ではありました。
ただ、昨今のオシャレなカフェのような居心地の良さは違って、
わりと、物がガチャガチャしていた感じで、親戚の家を訪れたかなのような居心地の良さ。
ファミリーで行くには、アリですが、
カップルで行くには、やや不向きなお店といった印象でしょうか。
さてさて、恒例のアートチェックタイムです。
店内に、ピサロの作品は飾ってあるのでしょうか?
・・・・・・・・無かったです。
代わりに、 『箔山』 と署名された謎の油彩画が展示されていました。
「はくさん」 と 「ぴさろ」 。
語感が全く似てないわけではないですね (←無理やり)
あと、ピサロの名前がプリントされた座布団は見つかりました (←だから、何?!)
ずっとキョロキョロしていると不審者に思われますので、そろそろ注文をすることに。
メニューのメインは、パスタとピザです。
食べログを参考にすると、皆様ピザを称賛しているようなので、
コンビーフとポテトのピザ (1500円) を注文してみました。
僕のランチとしては、かなりの奮発です (笑)
15分後。
焼けたチーズの芳しい香りとともに、ピザが運ばれてきました。
あまりに美味しそうな匂いなので、写真を撮っている時間すらもったいないくらいです。
すぐさま手を伸ばし、一口。
「はふいっ!」 (← 「熱い」 と言っています)
チーズたっぷりの具が美味しいのは、もちろんですが。
それ以上に、ピザ生地が、ふわふわ過ぎず、サクサク過ぎず、絶妙な歯触りで驚かされました。
このお店の全体的な雰囲気からは、想像がつかなかったほどの絶品のピザです (←超失礼!)
ただ、1500円は、ちょっと高かったかも。
皆でシェアするなら、全く問題ないでしょうが。
一人で1500円のピザを食べるのは、お金も量も、ちょっと負担が。。。
ハーフサイズがあれば、通います。
・・・・・って、カミーユ・ピサロ感が0だったので、
最終的には、単なるピザの食レポになってしまいました。すいません。
<お店情報>
ピサロ
住所:東京都品川区二葉3-15-6
営業時間:月~金 12:00~14:00、17:00~23:00 日・祝 12:00~23:00
定休日:土曜
http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131712/13059570/
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第12回 品川区二葉でピサロ
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