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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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絵画と秋のひととき憩いの空間つなぐ秋展

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3月26日付の記事で紹介したところ・・・・・

「とに~さんがオススメしていたので、行ってきましたよ♪」

「確かに、あれで、300円とは驚きですね!!」


などなど、いつもに増して反響の大きかった六町ミュージアム・フローラ
久しぶりに足を運んできました。

「一番のウリが、コーヒー。
 二番目のウリが、居心地 (=建築) 。
 美術作品は、三番目くらいです」


と、館主自らが語るミュージアムだけあって、
相変わらずセルフコーヒーが美味しかったです。
ちなみに、僕は、濃いめが好きです (←何の話?)

そして、居心地も最高。
ついつい閉館時間ギリギリまで、のんびりしてしまいました。
今度行くときは、読み止しの本を持って、読書を存分に楽しもうと思っています (←だから、何の話?)


コーヒーも最高。
居心地も申し分なし。
じゃあ、美術作品は、それに一歩劣るのかと言えば、そんなことはありません。
館主さんが謙遜しているだけで、相変わらず美術作品のレベルも立派なものでした。

現在開催されているのは、
“絵画と秋のひととき憩いの空間つなぐ秋展” という秋の企画展。

・・・・・企画展名を、どこで区切って読むのが正しいのか、イマイチわかりませんが (笑)
そこに目をつむれば (?) 、一足先に秋の気配を感じられる素敵な美術展でした。
第1展示室には、菊をはじめとする様々な秋の花が咲き誇っています。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-菊

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-菊  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-全景


続く第2展示室には、秋の装いに身を包んだ女性たちの姿が。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-美人


そして、美術展のハイライトは第3展示室。
こちらには、片岡球子の 《富士》 や、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-富士


横山大観の 《竹の里》 をはじめ、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-横山大観


季節を感じられるような巨匠の作品がズラリ。
(これらの作品が、コーヒーに負けていようか!)
その中でも、特に目を奪われたのが、児玉希望による 《春秋花鳥》 です。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-春秋花鳥


こちらは、昭和33年にパリのチェルニスキー美術館で開催された “児玉希望展” に、出品された作品。
イタリアにアトリエを借りて制作したため、望郷の念が絵に込められているそうな。
もちろん、モチーフが日本的というのもありますが。
滝と水面が、どことなく日本列島を俯瞰したような姿に見えるというのです。
そう言われてみれば、ちょうど中部地方のあたりの水面が富士山にも見えるような。



コーヒーも、居心地も、そして、もちろん美術作品も。
これだけ堪能して300円とは、最高のコスパです!
・・・・・と思っていたら、さらに、衝撃的なサービスが誕生していました。
何でも、美術展の会期中に、2回訪れると、
3回目、4回目、5回目は無料になるのだとか (但し、同一美術展期間中に限ります)
つまり、600円で5回観られる計算になります。
しかも、そのたびに、居心地のいい空間で、
美味しいコーヒーが飲めるわけですから・・・・・ドトールより安い!
星星星
自分の家の近所にあったら、間違いなく毎週通います。


さらに、こんなことも。
僕が美術館を訪れた日、鑑賞中に雨が降ってきてしまいました。
濡れて帰るのを覚悟したところ、ミュージアムの方が、新品のビニール傘をくださいました。
あまりの神対応ぶりに、感激です。
六町ミュージアム・フローラの1番のウリは、
コーヒーではなく、 「お・も・て・な・し」 の精神だと思います。




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