現在、目黒区美術館では、 “岡田謙三&目黒界隈のモダンな住人たち展” が開催中です。
こちらは、戦後、NYに渡ってアメリカンドリームを成し遂げた画家・岡田謙三を中心に、
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
日本を代表する版画家・駒井哲郎&浜口陽三や、
生涯のほとんどをパリで暮らした荻須高徳など、
実は、目黒界隈に住んでいた過去がある作家ばかりで構成された美術展です。
目黒区民ならば、こちらの地図を見て、
「あぁ、ウチの近くに、○○さんが住んでいたのね!」 と、親近感が湧くこと必至。
まさに、 “目黒区の目黒区による目黒区のための美術展” といったところです。
(目黒区民なら2ツ星?!)
目黒や中目黒など、住みたい街ランキングの上位に名を連ねる目黒区は、
一般市民だけでなく、アーティストにとっても住みたい街だったらしく、芸術家はもちろん、
デザイナーたちも多く居を構えていたようです。
また、その住みたい街ランキングベスト3の常連・自由が丘。
その地名を定着させた人物である舞踊家・石井漠 (モダンダンスの先覚者) も大きく取り上げられていました。
自由が丘のもともとの地名は、碑衾町衾 (ふぶすままちふすま) 。
石井漠は、その名前があまりにもダサいと、
この地に設立された 『自由ヶ丘學園』 の名から、自由が丘を地名として用いていたのだそうです。
もし、石井漠がいなかったら、碑衾町衾のままだったかもしれません。
そうだとしたら、確実に住みたい街ランキングは圏外だったでしょう。
あと、スイーツの街にもなっていなかったことでしょう。
(自由が丘スイーツは、お洒落なイメージ。碑衾町衾スイーツだと、もっさいイメージ)
さて、現在、目黒区美術館では、 “岡田謙三&目黒界隈のモダンな住人たち展” だけでなく、
同時開催として、 “特集展示「秋岡芳夫全集2―童画とこどもの世界展」” も開催されています。
こちらは、2013年3月に開催された “特集展示「秋岡芳夫全集1 秋岡芳夫とKAKの写真」” の続編に当たり、
今回は、秋岡芳夫が描いた童画の数々や、彼が手がけた児童文学の装丁などが展示されています。
秋岡芳夫に、クールなデザイナーという印象を抱いていたので、
いい意味で、そのイメージが裏切られた気がします。
結構カワイイ↓
妙にカワイイ↓
・・・・・カワイイ (笑) ?
10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在11位)
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岡田謙三&目黒界隈のモダンな住人たち展
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