今年度から 『ぐるっとパス』 に加わった刀剣博物館へ行ってきました。
今まで一度も行ったことがなく、
また地図上で見る限り、代々木の閑静な住宅街にあることから、
かなり小さな博物館を、想像していたのですが。。。
僕の勝手な想像を一刀両断!
なかなかどうして、大きくて立派な博物館でした。
博物館の前には、謎の石が・・・隕石??
こちらが、日本刀の素材となる鋼 (はがね)
こんな不格好なものが、あの美しいに本当になるのですか!
みにくいあひるの子が、白鳥になるようなものですね。
さらに、こんな石碑も発見。
無名の刀匠のために石碑です。
まさに、刀剣博物館の名に相応しい、刀剣の聖地です。
現在、こちらの刀剣博物館では、
“館蔵名刀展 -同時開催 刀装具にみる龍の世界-” が開催中。
刀剣博物館が誇る約400点の刀剣の中から、
国宝3点、重要文化財6点、重要美術品9点が紹介されている贅沢な展覧会です。
(この他に、 「重要刀剣」 ・ 「特別重要刀剣」 という区分がありましたが、それらの違いは不明www)
また、ただ展示されているだけでなく、
日本刀草創期から現代まで、日本刀の歴史が一気にわかるように展示されています。
キャプションが丁寧なのもさることながら。
展示室に入る前に、
このようなわかりやすいリーフレットも貰えたので、
刀剣ビギナーな僕でも、ちゃんと理解できるように配慮されていました。
さてさて、今回展示されている刀剣は、31点。
国宝と知った上で、観ているからか。
はたまた、国宝だから当然なのか。
やはり、国宝3点が、特別、魅力的に感じました。
《太刀 銘 延吉》
ちなみに、この太刀の作者は、
鎌倉時代末期に活躍した大和国竜門派の刀工で、竜門延吉と呼ばれていたのだとか。
その延吉の最高傑作と言われるのが、この太刀。
そう言われると、そう見えてくるから、我ながら単純なものです (笑)
また、今回の展覧会では、
刀剣の他に、今年の干支にちなんで、 “龍” をモチーフにした刀装具の数々も展示されています。
リアルな龍ばかりかと思いきや、
かなりコミカルな感じの龍の細工が施された刀装具も。
・・・・・・・報告は、以上です (笑)
これまでにも何度か、刀剣の展覧会を紹介しましたが。
特に、これと言って、コメントしづらいのが、難点。。。
どの刀見ても、 「(普通に) 綺麗だなぁ」 としか、思えぬゆえですf^^;
ともあれ、国宝や重要文化財が、
ほとんど独り占め状態で観れるというお得 (?) な展覧会でした。
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館蔵名刀展 -同時開催 刀装具にみる龍の世界-
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