横須賀駅と久里浜駅の間にある衣笠駅にやってきました。
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降り立つのは、もちろん今回が初めてです。
この駅から徒歩12~15分の位置に、お目当ての美術館があるらしいのですが。
なかなかそれらしき建物は見当たりません。。。
そうこう彷徨っているうちに、ようやく看板を発見!
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しかし、この住宅街の先に、本当に美術館があるのでしょうか。
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不安に思いつつも、さらに歩を進めます。
そして、ついに美術館に到着。
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こちらが、今回の目的地であるカスヤの森現代美術館です。
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今年でめでたく20周年を迎えるというカスヤの森現代美術館。
それを記念して、現在は、 “来日30周年 ヨーゼフ・ボイス” が開催されていました。
ヨーゼフ・ボイス (1921~1986) と言えば、ドイツが生んだ現代アート界のスーパースターです。
死後約30年近く経った今でも、その人気は全く衰えていないと言っても過言ではありません。
5年前に “Beuys in Japan:ボイスがいた8日間” が開催された際には、
多くのボイスファン、現代アートファンが水戸芸術館に足を運んだそうです。
“そんなカリスマ現代アーティストの作品が、まさかこんな都心から離れた場所にあるわけが・・・”
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(注:この記事に使用している写真は、特別にカスヤの森現代美術館さんより提供頂いたものです)
ありました!!それも、貴重な作品がたくさん!!
なんでも、こちらの美術館の館長の若江栄戽さんと、その夫で芸術家の若江漢字さんは、
ヨーゼフ・ボイスが西武美術館の招聘で来日するよりも前から、ボイスと交流があったそうで。
若江漢字さんにいたっては、ドイツ滞在時にボイスの足型を石膏で取るという偉業を成し遂げています (笑)
その様子を一冊にまとめた本が、こちら↓
ヨーゼフ・ボイスの足型/みすず書房
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今回の展覧会には、もちろん、この足型も展示されていました。
さらに、ボイスの代表的なプロジェクトの一つ 《7000本の樫の木》 で使われたシャベルも。
こんなにも充実したヨーゼフ・ボイス展が、まさか都心から離れた地で開催されていたとは!
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「社会彫刻」 という全く新しい美術を唱えたヨーゼフ・ボイス。
その作品は、正直なところ、かなり難解です。
観ただけで理解できるものは、ほとんど無いに等しいでしょう。
本場 (?) ドイツ人でも難解な作品もあるだけに、日本人にはさらに難解に感じるのも当然です。
が、若江漢字さんによって添えられた作品鑑賞のヒントによって、
少しだけヨーゼフ・ボイスの作品に近づくことが出来ました (いや、出来た気がします) 。
今回特に感銘を受けたのは、館長夫妻をはじめ、
ボイスに感化され、ボイスを崇拝する人が世の中に多くいるということです。
まるで、ヨーゼフ・ボイス教とでも言いましょうか。
(とは言え、決して新興宗教のような胡散臭さは感じません)
強いて言うなら、ボイスは芸術家というよりも、
空海のような宗教家に近い人物であるような印象を受けました。
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ちなみに。
カスヤの森現代美術館の見どころの一つは、約2千坪もある広大な庭。
この時期は、蚊が多いとのことなので、ちゃんと虫よけスプレーも用意されていました。
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竹林の中に、たくさんの羅漢さん。
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だいぶシュールな光景です。
世界観が、よくわかりません (笑)
さらに進んでいくと、そこには・・・
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宮脇愛子さんの 《うつろひ》 が設置されていました。
表参道のスパイラルに設置されている 《うつろひ》 よりも、断然、こちらの 《うつろひ》 のほうが良かったです。
カスヤの森現代美術館で紹介されている現代美術作品には、
お世辞にも、わかりやすくて楽しいものは、ほとんどありません。
しかし、すべてが一級の作品ばかり。
わからないながらも、何かを感じ取れる作品ばかりです。
居心地の良さもあいまって、また通いたくなる美術館でした。
特にオススメは、春とのこと。
なんでも庭で採れた筍を使った料理が絶品なのだとか。
じゃあ、次は春に行きましょう。
最後に、ボイスの作品を背景に、館長さんとの貴重な2ショットを。
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来日30周年 ヨーゼフ・ボイス
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