渋谷ヒカリエ内にあるd47 MUSEUMで開催中の “デザイン物産 2014” に行ってきました。
こちらは、その土地を代表するような歴史ある工芸品や食品と、
それらの伝統を受け継ぎつつ、デザインの要素を取り入れ “進化” させた工芸品や食品とを、
対比させるように紹介した、ちょっと変わった 「物産展」 です。
例えば。
こちらは、岩手県の伝統的な南部鉄器。
そして、こちらは、IHにも対応した南部鉄器のダッチオープンです。
確かに、現代のライフスタイルに合わせて、 “進化” しています。
しかも、デザインもカッコいい。
また、例えば。
こちらは、山口県の伝統的なお菓子・萩乃薫。
食べ慣れている地元の方の目には、美味しそうに映るのでしょうが。
正直、初めて目にした身としては、ビジュアル的にあまり食指が動きませんでした。
しかし、この伝統的なお菓子にデザインの要素が加わると・・・
とっても美味しそうな印象に!!
パッケージが変わるだけで、一口食べてみたくなりました。
デザインは重要ですね。
と、このような感じで、伝統工芸品&食品 (ビフォー?) と、
デザインで “進化” した工芸品&食品 (アフター?) が、47都道府県ごとに紹介されています。
個人的に、デザインの力を1番感じたのは、
福井県伝統の和ろうそくを・・・
リデザインしたアロマ和ろうそく灯之香です。
いくらなんでも、ちょっと太りすぎ。
見た目としては、断然、伝統的な和ろうそくのほうがシャープでカッコいいです。
が、太くしたのには、大きな理由が。
ろうそくを使うことが減った現代。
燭台を持っている家庭も少なっているようです。
そんな家庭でも、このアロマ和ろうそく灯之香は、問題ありません。
太くなったことで、火をつけても内側しか溶けず、周りに蝋が垂れる心配はないのだとか。
なんとも考えられたデザインです。
また、もっともインパクトがあったのは、山形県伝統のいなごのつくだ煮のリデザインです。
確かに、このビジュアルでは、食べる気がしません。
一体、どのようにデザインの力で生まれ変わらせるのでしょう??
ふりかけにしたのかぁ (笑)
ふりかけなら、少しだけ食べれそうな気がしました。
ほんの少しだけですが。
また、沖縄土産の定番のちんすこうの進化ver.もインパクトがありました。
実は、ちんすこうは、琉球王朝時代の宮廷菓子。
その高級なイメージをデザインしたプレミアムなちんすこうなのだそうです。
沖縄土産でちんすこうを頂いても、あまりテンションは上がりませんが (笑)
このちんすこうなら、テンションが上がりそうです。
ちなみに、我が出身県である千葉県は・・・
やっぱりピーナッツが紹介されていました。
もうそろそろピーナッツ以外のものを発信して頂きたい。
展示のラストには、ショップもあります。
気になった商品の一部は購入可能。
リアルに物産展としても楽しめます。
嬉しいことに、入場は無料。
47都道府県の物産と、デザインの力を同時に楽しめる展覧会です。
5位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在10位です)
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デザイン物産 2014
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