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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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3331 千代田芸術祭 2014

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廃校となった中学校の校舎を改修して誕生したアートの複合施設・3331 Arts Chiyoda。

3331


こちらでは、現在、 “3331 千代田芸術祭 2014” なるアートフェスティバルが開催されています。
映像祭的なコンテストが開催されていたり、

映像祭


千代田区内の小学生たちの作品を展示していたり、

千代田の小学生@3331


「三三三市」 と名付けられたアートマーケットが開催されていたり。
(注:期間は、8/29、30、31の3日間のみ)

←  体育館


会場が元・校舎ということもあって、
実に学園祭 (文化祭) っぽい印象のアートフェスティバルでした。

初めて訪れるのに、初めて訪れた感じは全くしません。

他にも、学園祭らしく (?) ダンスイベントや音楽ライブなどのイベントが、会期終盤に控えているのだとか。
気になる方は、要チェックです。


そんな3331 千代田芸術祭のメインとなる企画が、
メインギャラリーを舞台に開催されている 「3331 アンデパンダン」。

アンダパンダン


こちらは、エントリーした人なら誰でも無審査で作品を出品できる展覧会です。
そういうわけで、全体的には、どうしても素人感が拭えない印象。
「まぁ、うん。。。」 としか思いようのない作品に、数多く出合いました。

しかし、約200点の作品の中には、 「おっ!」 と思う作品も、もちろんありました。
もしかしたら、それらの作者の中に、未来のアンリ・ルソーがいるのかもしれません。

僕が気になった作品の1点目は、市川哲也さんの 《タワー・レジデンス》

タワー・レジデンス  タワー・レジデンス


ゴキブリホイホイで作られた超高層マンションです。
それ以下でもそれ以上でもない、ストレートにバカバカしい感じが印象に残りました。


続いて、竹村東代子さんの 《キノコ標本箱》 という作品。

キノコ標本箱  キノコ標本箱


キノコ×型紙という発想は、ありそうでなかった気がします。
このシリーズの作品を、他にもいろいろと見せて欲しいですし、作品集があったら欲しいです。


湊健雄さんの 《虹照明》 は、天井を優しく照らす素敵な作品。

虹照明


こちらも商品化希望です。


ちなみに。
まだまだ無名なアーティストたちに交じって、
第17回岡本太郎賞を受賞した気鋭のアーティストユニット・キュンチョメの作品も展示されいてました。

キュンチョメ


樹海に落ちていた紙パック酒のパッケージから作ったハガキなのだそうです。
何とも深いメッセージがありそうな気がするハガキ。
まっさらですが、精神的重みはずっしり。




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