2014年9月1日。
損保ジャパン日本興亜が発足しました。
それに伴って、損保ジャパン東郷青児美術館は・・・
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館へと名前が変更されました。
すぐには覚えられる気がしませんが、なんとか今年中には頭に叩き込みたいと思います。
そんな東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の門出を祝する1発目の美術展が・・・
“印象派のふるさと ノルマンディー展~近代風景画のはじまり~” です。
こちらは、ノルマンディー上陸作戦でお馴染みの (?) ノルマンディー地方にスポットを当てた美術展で。
ターナーに始まり、
クールベ、
デュフィ、
そして、現在活躍する写真家の作品にいたるまで、
ノルマンディー地方を主題にした作品の数々が紹介されています。
正直なところ、そんなにノルマンディーを主題にした作品があるのか半信半疑だったのですが。
パリから最も近く海に面したリゾート地であるノルマンディーは、
実に多くの芸術家によって主題にされてきた “絵になる風景” の宝庫。
今回の展覧会でも、約80点ほどのノルマンディー作品が展示されていました。
日本で言うならば、江の島や葉山のある湘南地方に近い感じでしょうか。
(サザンオールスターズやTUBEが、歌にしていますしね!)
「この1枚は、絶対に見逃せない!」 という目玉作品がないので、ややインパクトには欠けますが。
三菱一号館美術館での大回顧展でブレイクを果たしたばかりのヴァロットンの作品が2点もあったり、
ボストン美術館展では着物を身に纏い、
オルセー美術館展では死に顔を披露した (?) モネの妻カミーユの浜辺を歩くショットがあったり、
意外な作品の数々と出合えるのが、今回のノルマンディー展の見どころだと思います。
フランス美術好きならば、抑えておきたい美術展です。
ちなみに、数ある作品の中で、強く印象に残ったのが、この隣り合った2点。
左はヴィットリオ・マッテオ・コルコスの 《別れ》 という作品。
服の質感やレースの手袋の質感、傘の質感…etc
描写力が圧倒的すぎて、あきらかに、この1点だけ浮いていました。
そして、右はルネ・グザヴィエ・プリネの 《波》 という作品です。
キャプションが無かったので、どんなシーンなのかわからず。。。
地方局のハプニング映像を紹介する番組とかで、わりかしこういうシーンを見かける気がします。
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印象派のふるさと ノルマンディー展
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