江戸東京たてもの園で開催中の “ジブリの立体建造物展” に行ってきました。
こちらは、スタジオジブリ作品に登場する様々な建物にスポットを当てた展覧会で。
「風の谷のナウシカ」 から、
風の谷のナウシカ [DVD]/ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
最新作である 「思い出のマーニー」 まで、
思い出のマーニー ビジュアルガイド/KADOKAWA/角川書店
映画に登場する建物の設定資料や背景画といった貴重な美術資料が約400点ほど展示されています。
スポットが当たっているのは、あくまで建物なので、
キャラクターは、ほとんどと言っていいくらいに登場しませんが。
ジブリの世界観が好きな方には、たまらない展覧会だと思います。
また、こちらの展覧会の監修を務めているのは、
こんな茶室 (《空飛ぶ泥舟》) や、
こんな茶室 (《高過庵》) など、
実際にジブリっぽい建物を建ててしまっている建築史家・建築家の藤森照信氏。
解説も藤森照信さんが手がけているのだそうですが、それが非常にわかりやすく、かつ面白かったです。
例えば、 『となりのトトロ』 に登場する・・・
となりのトトロ [DVD]/ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
メイとサツキの家を、建築史的に捉えると、
“無意識的建築” な和館と “意識的建築” な洋館が融合した建築なのだとか。
なるほど。 (←わかったようなわかってないようなw)
ともあれ、ジブリ作品に登場する建物を、
プロの建築家の視点から、真剣に解説されているのは、純粋に面白いと思いました。
ジブリファンならずとも、建築ファンも楽しめる展覧会なのではないでしょうか。
さらに、見逃せないのは、メイとサツキの家をはじめとする立体で再現された造形物の数々。
特に圧巻だったのが、 『千と千尋の神隠し』 に登場する・・・
千と千尋の神隠し [DVD]/ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
湯屋 「油屋」 の模型。
なんと高さ3メートルもある力作です。
あまりによく出来ているので、模型の周りを何周も回ってしまいました。
個人的な感想としては、もう少し模型があったら良かったのに、とも思いましたが。
これだけ力の入った展覧会が、江戸東京たてもの園の入園料400円だけで楽しめるのですから、
“もう少し模型があったら良かったのに” なんて言ったら、バチが当ってしまうに違いありません。
江戸東京たてもの園自身も、400円では安すぎるくらいに楽しい場所なので、
これまで 「小金井市は遠いしなぁ・・・」 と二の足を踏んでいた方は、
是非、この機会に江戸東京たてもの園に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
ジブリ風に言うならば (?) 、
行かねば。
です。
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ジブリの立体建造物展
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