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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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タカニ・アートワークス~鋼(はがね)の超絶技巧画報~

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現在、近代日本の出版美術を専門とする弥生美術館では、
“タカニ・アートワークス~鋼(はがね)の超絶技巧画報~” が開催されています。
こちらは、国内外で高い評価を得ている絵師・髙荷義之さん、
その60年に及ぶ画業の軌跡を紹介する初の本格的な展覧会です。


・・・・・と、ここで。

「髙荷義之さん?どなた??」

と、100人中98人が思っていることでしょう。
僕も、この展覧会で初めてその名前を知ったくらいです。

しかし、日本人ならば、それも、男子ならば、
必ずや髙荷さんの描いた絵を、人生で1度、いや10度も20度も目にしているはず。
実は、髙荷義之さんは、プラモデル・ボックスアートの第一人者。
その世界では、右に出る者はいないくらいの超有名人なのです。

イマイのプラモデルの箱の絵も。

イマイ


タミヤのプラモデルの箱の絵も。

タミヤ


髙荷義之さんの手によって描かれています。
他にも、フジミ模型や童友社、トミー、バンダイ、ピットロードなどなど、
数多くのプラモデルのボックスアートを髙荷義之さんは手掛けています。

また、初期の 『少年サンデー』 の表紙絵をはじめ、

少年サンデー


『超時空要塞マクロス』 や、

超時空要塞マクロス


『機動戦士ガンダム』 といったアニメのイラストも手掛けるマルチなイラストレーター。
それが、髙荷義之さんです。

ガンダム


こんなにもお世話になりながら、今日まで、その名を知らなかったなんて。
不徳の致す限りです。
髙荷義之さん、申し訳ありませんでした。
そして、髙荷義之さんを知る機会をくれた弥生美術館さん、ありがとうございました。
星


ちなみに。
髙荷義之さんは、本当にマルチな方なので、
実に様々なプラモデルのボックスアートを手掛けています。
その中でも、特に驚いたのが、こちらのボックスアート。

鎧


・・・・・このプラモデル、売れたのでしょうか (笑) ?




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