1年半ぶりに大田区立龍子記念館へ行ってきました。 (前回の記事はこちら)
1年半訪れないうちに、すっかりリニューアルしていました・・・・・公式HPが。
以前は、お役所仕事っぽい味気ない公式HPだったので、だいぶすっきり見やすくなった気がします。
さてさて、そんな大田区立龍子記念館では、
“『健剛』の精神 ―画家・龍子の軌跡―” という展覧会が開催されています。
タイトルにある 『健剛』 とは、川端龍子が日本美術院を脱退した翌年に、
青龍社を創立した際に、「健剛なる芸術の樹立」 を唱えたことに由来するもの
確かに、今回は 《一天護持》 や、
《請雨曼荼羅》 をはじめ、
いつになく 『健剛(=力が強く、精神力もすぐれていること)』 な作品が多く展示されていた気がします。
1つ星。
特に圧巻だったのが、 《龍子垣》 という作品。
縦242.4メートル×横727.2メートルの大作です。
画題は、なんと伊豆の修善寺にあった龍子の別荘の竹垣。
自分の別荘の竹垣を、ここまでダイナミックに描ける画家は、龍子をおいて他にいないのではなかろうか。
また、 《使徒所行讃》 も圧巻の作品。
一瞬、アバターを描いた作品かなと思ったのですが。
どうやら修験道の祖・役小角が使役したとされる前鬼&後鬼を描いた作品のようです。
でも (←?) 、『アバター』 の3D映像なみの迫力がありました。
最後に、思わずクスッとしてしまった作品をご紹介。
金剛峯寺の 《孔雀明王》 の姿を目にした龍子は、こう思ったそうな。
(注:展覧会には出展されていません)
「長きにわたって孔雀にお乗りになっていてはお疲れでしょう。乗せている孔雀も休みたいでしょう」
そこで、孔雀明王と孔雀を休ませるべく描かれたのが、こちらの 《やすらい》 という作品です。
仕事終わりの孔雀明王と孔雀。
バイトの休憩所で見かけるような光景です (笑)
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『健剛』の精神 ―画家・龍子の軌跡―
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