鳥獣戯画展の混雑がウソだったように、静まり返った (落ち着きを取り戻した?) トーハクへ行ってきました。
現在は、本館の特別1室と特別2室にて、“呉服商「大彦」の小袖コレクション” が開催されています。
明治8年に東京日本橋橘町に創業したという呉服商・大彦。
その創業者である野口彦兵衛が蒐集した江戸時代の小袖コレクションを紹介した展覧会です。
今でこそ芸術的価値の高い江戸時代の小袖ですが、
なんと明治時代には、古着として二束三文で売買されていたのだとか。
しかし、呉服商として一流の目を持つ野口彦兵衛は、
いち早く江戸時代の小袖の芸術性に着目し、特に染めや刺繍技術に優れたものを蒐集していったようです。
例えば、こちらの 《小袖白練緯地松皮菱竹模様》 は、
重要文化財に指定されているほどの逸品。
狂言鷺流の家元が家康より拝領した小袖なのだそうです。
この他にも、現代の眼から見ても斬新に感じるモダンな小袖が勢揃い。
特に、こちらの 《帷子 白麻地草木柴垣網干模様》 は、
思わず・・・
チェルシー ヨーグルトスカッチ(10粒)[お菓子]
チェルシーのヨーグルトスカッチ味を連想してしまいました。
それくらいに今でも通用するデザインです (・・・って、チェルシー自体は懐かしのお菓子ですがw)。
しかし、中には、ちょっと 「・・・ん?」 なデザインの小袖も。
例えば、こちらの小袖は、離れて見る分には、そんなに違和感はありませんが。
近づいてみると、そこには農村風景が広がっていました。
一体、どんなセンスなのでしょう??
展覧会は小規模なため、あっさり観終ってしまいましたので、久しぶりにじっくり本館を鑑賞しました。
今のオススメは、 《埴輪 猿》 に、
半分死んでるような表情が印象的な 《如来立像》 に、
どう見ても休日のお父さんのような 《釈迦涅槃像》 です。
ちなみに、刀剣が展示されている本館13室では、
天下五剣の一つにして国宝の 《三日月宗近》 が7月20日まで展示されています。
いつになく、展示室には女子が多かったです。
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呉服商「大彦」の小袖コレクション
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