素晴らしきミュージアムショップの世界　商品番号100

僕がミュージアムショップで出会って、
思わず買ってしまった素敵な商品を紹介する、この “素晴らしきミュージアムショップの世界” というコーナー。
コーナー開始6年目にして、ついに100品目を紹介する時がやってきました！

その記念すべき100品目は、こちら↓




太田記念美術館で7月より販売されている虎子石ステッカー （200円） です！！


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“100回目なのに、地味じゃね？”

そんな皆様の心の声が聞こえてくるようです。
しかし、この謎のステッカーが誕生するまでには、
太田記念美術館の某学芸員さんの5年にも及ぶ奮闘のドラマが存在したのである。




ステッカーになっている虎子石とは、
歌川芳員が描いた 《東海道五十三次内　大磯　をだハらへ四り》 に登場する謎のクリーチャー。




そもそも虎子石は、大磯に伝わる伝説の石 （といっても、見た目は普通の石） なのですが。
それをあろうことか、あの歌川国芳の弟子にあたる歌川芳員は、
虎と石を組み合わせたゆるキャラのような姿で描いてしまいました。

この 《東海道五十三次内　大磯　をだハらへ四り》 が世にデビューしたのは、2010年の8月のこと。
永い間、太田記念美術館の収蔵庫に眠っていたようですが、
“浮世絵動物園” という展覧会で、ようやく日の目を見たのです。
しかし、この時は、世間には特に受け入れられず、
ただただ太田記念美術館の某学芸員さんのツボに入っただけで終わってしまいました。

それから2年後のこと。
太田記念美術館は公式twitterを開設することになりました。
中の人となった太田記念美術館の某学芸員さんは、
なんと独断と偏見で、公式Twitterのアイコンを虎子石に設定してしまいます。

そして、今年の3月、全世界の美術館や博物館の公式アカウントが、
設定されたお題で呟く、「#ミュージアムウィーク」 なるTwitter上のアートイベントが開催。
その一連で太田記念美術館は、アイコンの虎子石について呟きました。




すると、なんと2000以上のリツイートを獲得！
その結果、 「#ミュージアムウィーク」 終了後に発表されたリツイート数を競う世界の美術館ランキングにて、
ルーブル美術館、オルセー美術館に続き、太田記念美術館が5位にランクインする快挙を成し遂げたのです！


実は、2010年の8月から、密かに虎子石をグッズ化したいと思っていた太田記念美術館の某学芸員さん。
このTwitter上での人気に乗じて、念願だった虎子石グッズの制作に着手。
そして出来上がったのが、こちらの虎子石ステッカーというわけです。
iPhone5に貼れるよう、サイズにこだわったとのこと。
・・・・・いや、僕は貼りませんけど （笑）

石の上にも三年。
いや、虎子石の場合は五年。
見た目のユルさとは裏腹に、ドラマがたっぷりと詰まったミュージアムグッズなのでした。


さてさて、100回記念ということで、今回は皆様へのプレゼント用も購入してまいりました！
3名様にプレゼントいたしますので、住所・氏名・電話番号に、
虎子石への熱い想いを添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
http://homepage3.nifty.com/art-teller/tony_contact.htm
（〆切は、7月30日。当選は発送をもって代えさせていただきます）


1位を目指して、ランキングに挑戦中！（現在7位です）
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