・・・と、このCMでお馴染みのオアシス21。
その真向かいにある愛知県美術館 (愛知芸術文化センター10階) に行ってきました。
こちらは、現在、開催されているのは、“ピカソ、天才の秘密” という展覧会。
ピカソがピカソらしくなる (?) 以前の時代、
つまりは、少年時代・青の時代・バラ色の時代・キュビスム時代を本格的に紹介する展覧会です。
実は、ピカソの初期からバラ色の時代までを包括的に紹介した展覧会は、世界的にもかなり珍しいそうで。
1997年にワシントン・ナショナル・ギャラリーとボストン美術館で開催された展覧会くらいではないかとのこと。
また、今回のピカソ展では、特に青の時代とバラ色の時代に焦点が当てられています。
青の時代とバラ色の時代の絵画が9点ずつ、国内中、世界中から集結。
ピカソの青の時代とバラ色の時代の展覧会としては、もちろん国内最大級です。
東京に巡回しないのでノーマークだったのですが、思い切って、足を運んでみて大正解でした!
アートファンなら抑えておきたい展覧会です。
ただ一つだけ残念だったのが、作品の前に設置された柵。
建築現場の足場の資材かと思うくらいに、ぶっとい金属の柵が会場内に多数設置されていました。
それが、興を削いでいたような。。。
さて、いろいろと印象に残る作品がありましたが、まずは何と言っても、
ポスターに使われているワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵の 《扇子を持つ女》 でしょうか。
実に謎すぎるポージング。
キャッツアイのような衣装。
感情0。
なんとなく。あくまで、なんとなくですが。
サントリーのウーロン茶のCMっぽいイメージを受けました。
続いては、《青い肩掛けの女》 。
青い背景に、青い肩掛け、青白い顔。
青尽くしの一枚です。
全体的にホラー映画のようなトーン。
向き合っていると、この女性に恨まれているような気になってきました。
全く身に覚えはありませんが。
青の時代の作品で一番インパクトがあったのは、《スープ》 という作品。
スープというのは、あったかいものの象徴と思っていましたが。
ピカソが描いた 《スープ》 には、その要素が全く無し!
そのスープ、絶対に冷たいんだからぁ♪
最後に、今回の個人的イチオシ作品を。
フィラデルフィア美術館所蔵の 《パンを頭に乗せた女》 です。
シュールにもほどがあります!
しかし、キャプションを読んでみると、
スペイン北部の村で、実際にあった風習とのこと。
ピカソの想像力で描いたものではなかったのですね。
とは言え、こんな顔よりも大きなパンを、2つも頭に乗せるものなのでしょうか。
やはりシュールです。
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ピカソ、天才の秘密
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