今年で、開店20周年を迎えた新宿髙島屋。
その10階にある美術画廊は、オープン10年目を迎えます。
そんなメモリアルイヤーに開催されているのが、
“ULTRAMAN×SHINJUKU TAKASHIMAYA 『ART of ULTRAMAN』” です。
こちらも、今年2016年が放送開始50年と、
メモリアルイヤーを迎えた国民的特撮番組 『ウルトラマン』 とコラボしたアート展です。
30代~40代を中心とした16名の若手アーティストが、
ウルトラマンや怪獣などをモチーフに制作した新作が、一堂に会しています。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
ウルトラマン×アート。
その企画の段階で、相当面白そうなので。
正直なところ、出展作家に関しては、そこまで期待していませんでした。
ところが、いざ会場を訪れてみると、松浦浩之さんや、
三瀬夏ノ介さん、山本太郎さんをはじめ、
国内外で活躍するアーティストの方々が、参加しているではないですか!
しかも、どの作品も本気で制作されています。
そして、楽しく作ったであろうことも伝わってきます。
これほどのメンバーを集め、これほどのアートを生み出す原動力となる。
改めて、『ウルトラマン』 というコンテンツの偉大さを知った気がします。
ウルトラマンで育った僕的には、どの作品もツボでしたが。
個人的に一番ツボったのが、彫刻家の大森暁生さんによる 《ジャミラの子》 という作品です。
一瞬にして、ノスタルジックな気持ちに浸れる作品でした。
こうやってジャミラのマネをしたことが無い男子なんて、この世にいないのでは?
そう考えると、ジャミラのマネは、もはや一つの日本のカルチャーなのかもしれません。
もし次回作があるのなら、紅白帽をモチーフにした 《ウルトラマンの子》 をお願いいたします (←?) 。
また、サラマンダー (サンショウウオ) をモチーフに、
FRP素材の立体作品を発表している現代美術家・井上裕起さんの 《salamander[HERO]》 も印象的でした。
今回は、出来たてホヤホヤの 《salamander[Z-TON]》 と合わせて展示されています。
(↑井上裕起さんご本人と撮影)
ウルトラマン (=《Salamander[HERO]》) に迫るゼットン (=《salamander[Z-TON]》)。
まさに絶体絶命です。
しかし、そんな緊迫状態なのに、どこかユーモラス。
サラマンダーのフォルムゆえ?
カワイイとカッコイイの両方が絶妙に共存していました。
さて、今回の展覧会には、このブログにも何度も登場してくれている富田菜摘さんも出展しています。
キュートな動物を数多く生み出してきた富田さんが、今回生み出したのは、なんと 《バルタン》。
動物でなく、星人でした。
とは言え、地球を侵略しに来ている星人なのに、
キュートに感じられるのは、まさに富田菜摘マジック。
実は、《バルタン》 が腰に巻いているベルトと、
《バルタン》 の鼻に使われているソムリエナイフは・・・
僕が2年前に提供したものです (笑)
特にこのベルトは大学時代に使い倒した、思い出深い逸品。
そのベルトに、こんなセカンドライフが待っていたとは。
新たな命を吹き込んでくれた富田さんに感謝です。
ちなみに1階のザ・メインスクエアでも、
アーティスト集団 「C-DEPOT」 によるウルトラマンアート作品が紹介されています。
3分では決して見切れない展覧会です。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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ART of ULTRAMAN
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