ここ数年、ディオールやエルメス、ブルガリといった世界的なブランドの展覧会が開催されてきました。
そういう傾向や流行に乗っかったのでしょうか。
パリのグラン・パレで開催され好評を博した展覧会、
“Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton” が、現在、紀尾井町の特設会場で開催されています。
こちらは、「旅」 をキーワードに、
創業 (1854年) から現在までの貴重なルイ・ヴィトンのアーカイブを紹介する展覧会です。
入場は、なんと無料!
しかも、音声ガイドも無料!
さすが、ルイ・ヴィトン。実に太っ腹です。
とは言え、個人的には、無料ということで、
実は、そこまでの期待はしていませんでした。(ルイ・ヴィトンとは縁のない人生ですしw)
ところが、会場を進むたびに、いちいち衝撃が走ることとなったのです。
なんなんだ、このお金のかかった展示空間は!!
展覧会は6月19日まで。
たった約2ヶ月間のためだけに作られたとは思えないほど、凝りに凝ったゴージャスな展示空間でした。
無料で入場しましたが。
このクオリティなら、1000円くらい払っても、全然惜しくありません。
しかも、アートテラー的に嬉しかったのが、予想外に多くのアート作品と出会えたこと。
展覧会の冒頭には、中国出身の画家ヤン・ペイミンによる 《若き日のルイ・ヴィトン》 の肖像画が、
こちらの展示空間の壁には、クールベの風景画 (本物!) が飾られていました。
埼玉県立近代美術館で展覧会が開催中のジャック=アンリ・ラルティーグの写真も飾られていました。
ルイ・ヴィトンと言えば、忘れちゃいけない村上隆や、
草間彌生とのコラボ作品も展示されていましたし、
世界に限定で数個しかないという貴重なダミアン・ハーストとのコラボ作品も展示されていました。
ちなみに、こちらは手術道具ケースとのこと。
この手術道具ケースを愛用している医者には、なんとなく手術してほしくないです (笑)
ルイ・ヴィトンが好きな人はもちろん、
そうでもない人でも、十分にワクワクできる展覧会だったように思えます。
お客さんからの質問に神対応しているスタッフさんも多く、ホスピタリティの面でも3ツ星でした。
数ある展示品の中で、個人的にもっとも印象に残っているのが、こちらのトランク。
なんと、あの板垣退助が渡欧した際に購入したものなのだとか。
確かに、『ITAGAKI』 って書いてありますね。
名前がプリントされてると、どうにもダサいですよね (笑)
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Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton
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