今年2016年は、日本とイタリアが国交が樹立して、ちょうど150年目に当たる節目の年。
そんな記念イヤーを祝して、“ボッティチェリ展” や “カラヴァッジョ展” 、
“レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の挑戦” など、イタリア美術の巨匠の展覧会が続々と開催されてきました。
そして、そのバトンを引き継ぐように、
パナソニック 汐留ミュージアムにて、“ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝” が始まりました。
ミケランジェロと聞いて、やはりパッと頭に思い浮かべるのは、
《最後の審判》 のような絵画作品や 《ダビデ像》 のような彫刻作品でしょう。
しかし、今回の展覧会では、ミケランジェロの建築作品にスポットが当てられています。
ちなみに、ミケランジェロの建築家としての側面が、
日本で本格的に紹介される展覧会は、今回が初とのことです。
マルチェッロ・ヴェヌスティに帰属 《ミケランジェロの肖像》
1535年以降、カーサ・ブオナローティ蔵 ©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti
ミケランジェロと建築。
あまり・・・いや、全くイメージが沸かなかったのですが。
ミケランジェロが手掛けた建築の写真や映像、
ミケランジェロ・ブオナローティ 《ヌムール公ジュリアーノ・デ・メディチの墓碑》
サン・ロレンツォ聖堂新聖具室、1520-1534年 ©Associazione Culturale Metamorfosi
さらには、ミケランジェロ本人による設計図の数々を目にして、
ミケランジェロ・ブオナローティ 《サン・ジョヴァンニ・ディ・フィオレンティーニ聖堂計画案》
カーサ・ブオナローティ蔵 ©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti
建築家としてのミケランジェロの非凡な才能を実感。
改めて、「神のごとき」 芸術家であったことを再認識させられました。
中でも、もっとも実物を観てみたくなったのが、ラウレンツィアーナ図書館です。
およそ500年近く昔に建てられた建築とは思えないほどのスタイリッシュさ。
特に階段のデザインが秀逸でした。
ミケランジェロ・ブオナローティ 《ラウレンツィアーナ図書館玄関室の階段》
フィレンツェ、1524-1559年 ©Associazione Culturale Metamorfosi
“これほどまでの才能なら、現代でも通じるのでは?”
などと、素人ながらに思っていたら。
展覧会の最後の方で、ミケランジェロが近代日本において、
どのように受容されてきたかを紹介する特別コーナーが設けられていました。
丹下健三や磯崎新さんらも、実はミケランジェロに影響を受けていたのだそうです。
(磯崎新さんの設計した 《つくばセンタービル》 の一部には、《カンピドリオ広場》 のオマージュがあるのだとか)
ミケランジェロの建築が、展覧会のメインではありますが。
ミケランジェロ・ブオナローティ 《システィーナ礼拝堂天井画〈クマエの巫女〉のための頭部習作》
1508-1510年、トリノ王立図書館蔵 ©Torino, Biblioteca Reale
システィーナ礼拝堂の下絵をはじめ、ミケランジェロの真筆の素描の数々も出展されています。
その数、実に35点!
日本でのミケランジェロ展では、過去最高記録とのこと。
建築ファンだけでなく、絵画ファンも見逃せないミケランジェロ展です。
ルネサンス時代をイメージした会場デザインもグッドでした。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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そんな記念イヤーを祝して、“ボッティチェリ展” や “カラヴァッジョ展” 、
“レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の挑戦” など、イタリア美術の巨匠の展覧会が続々と開催されてきました。
そして、そのバトンを引き継ぐように、
パナソニック 汐留ミュージアムにて、“ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝” が始まりました。
ミケランジェロと聞いて、やはりパッと頭に思い浮かべるのは、
《最後の審判》 のような絵画作品や 《ダビデ像》 のような彫刻作品でしょう。
しかし、今回の展覧会では、ミケランジェロの建築作品にスポットが当てられています。
ちなみに、ミケランジェロの建築家としての側面が、
日本で本格的に紹介される展覧会は、今回が初とのことです。
マルチェッロ・ヴェヌスティに帰属 《ミケランジェロの肖像》
1535年以降、カーサ・ブオナローティ蔵 ©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti
ミケランジェロと建築。
あまり・・・いや、全くイメージが沸かなかったのですが。
ミケランジェロが手掛けた建築の写真や映像、
ミケランジェロ・ブオナローティ 《ヌムール公ジュリアーノ・デ・メディチの墓碑》
サン・ロレンツォ聖堂新聖具室、1520-1534年 ©Associazione Culturale Metamorfosi
さらには、ミケランジェロ本人による設計図の数々を目にして、
ミケランジェロ・ブオナローティ 《サン・ジョヴァンニ・ディ・フィオレンティーニ聖堂計画案》
カーサ・ブオナローティ蔵 ©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti
建築家としてのミケランジェロの非凡な才能を実感。
改めて、「神のごとき」 芸術家であったことを再認識させられました。
中でも、もっとも実物を観てみたくなったのが、ラウレンツィアーナ図書館です。
およそ500年近く昔に建てられた建築とは思えないほどのスタイリッシュさ。
特に階段のデザインが秀逸でした。
ミケランジェロ・ブオナローティ 《ラウレンツィアーナ図書館玄関室の階段》
フィレンツェ、1524-1559年 ©Associazione Culturale Metamorfosi
“これほどまでの才能なら、現代でも通じるのでは?”
などと、素人ながらに思っていたら。
展覧会の最後の方で、ミケランジェロが近代日本において、
どのように受容されてきたかを紹介する特別コーナーが設けられていました。
丹下健三や磯崎新さんらも、実はミケランジェロに影響を受けていたのだそうです。
(磯崎新さんの設計した 《つくばセンタービル》 の一部には、《カンピドリオ広場》 のオマージュがあるのだとか)
ミケランジェロの建築が、展覧会のメインではありますが。
ミケランジェロ・ブオナローティ 《システィーナ礼拝堂天井画〈クマエの巫女〉のための頭部習作》
1508-1510年、トリノ王立図書館蔵 ©Torino, Biblioteca Reale
システィーナ礼拝堂の下絵をはじめ、ミケランジェロの真筆の素描の数々も出展されています。
その数、実に35点!
日本でのミケランジェロ展では、過去最高記録とのこと。
建築ファンだけでなく、絵画ファンも見逃せないミケランジェロ展です。
ルネサンス時代をイメージした会場デザインもグッドでした。
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