本日紹介する美術展は、上野の森美術館にて絶賛開催中、
“デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~” です。
アメリカを代表する美術館の一つ、デトロイト美術館。
1885年の創立以来、フォード、クライスラーといった自動車産業の繁栄のもと、
着実にコレクションを形成し、現在では65000点以上の作品の所蔵を誇っています。
その中から選りすぐりのヨーロッパ絵画の巨匠たちの名作52点を紹介するのが、今回の展覧会です。
展覧会は、全4章で構成されています。
第1章では、ルノワールをはじめとする印象派の作品を紹介。
ピエール・オーギュスト・ルノワール 《座る浴女》 1903~1906年 Bequest of Robert H. Tannahill
続く第2章では、ゴーギャンやセザンヌといったポスト印象派の作品が紹介されています。
第3章は、ちょっと渋目のセレクション。
キルヒナーやエミール・ノルデといった20世紀ドイツ美術が紹介されていました。
そして、ラストの第4章では華やかに、
モディリアーニやピカソを中心に20世紀フランス美術の名品を紹介しています。
まさに、西洋美術の展覧会の王道を行くような展覧会。
“芸術の秋” 欲 (?) を満たしてくれる、直球ど真ん中の展覧会といった印象を受けました。
ちなみに、今回の展覧会の目玉は何と言っても、マティス《窓》 と、
アンリ・マティス 《窓》 1916年 City of Detroit Purchase
ゴッホの 《自画像》 です。
フィンセント・ファン・ゴッホ 《自画像》 1887年 City of Detroit Purchase
この2点は、それぞれアメリカの美術館として最初に展示されたマティスとゴッホの作品。
アメリカにとって記念碑的作品といえましょう。
ちなみに、余談も余談ですが。
この 《自画像》 は、ゴッホが34歳の時に描かれたものとのこと。
僕も、今年が34歳の年。
ゴッホ、老けてるなぁ (笑)
さてさて、今回のデトロイト美術館展、
これだけのクオリティの展示品を日本で鑑賞できるだけでも十分嬉しいことなのですが。
さらに、嬉しいことに、月曜と火曜に限っては・・・
写真撮影が可能!
しかも、1点2点だけとか、ケチケチした話ではなく、全点写真撮影が可能なのです!!
全美術ファンが待ちに待った貴重な機会。
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デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~
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