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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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どうせお前自分好きなんやろ選手権!

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自画像。
それは、画家自らが自分をモデルに描いた作品である。
そんな自画像の中には、
「自分好き過ぎるだろ!」 と思わずツッコみたくなってしまう作品も少なくない―

そこで、本日は、美術史に燦然と輝く (?)、
ナルシストの入った自画像の数々を紹介しようと思います。
題して、『どうせお前自分好きなんやろ選手権!』
いざ、開幕です!


エントリーNo.1 ジョセフ・ライト (1734~1797)

ジョセフ・ライト


完全なる決めポーズ。
ゆるぎないカメラ目線。
帽子のナナメかぶり具合。
どこをどう見ても、自分に自信があるとしか思えません。



エントリーNo.2 ヨハン・ゾファニー (1733~1810)

ヨハン・ゾファニー


顎に手を添えるのは、もちろんのこと (←?)。
筋肉アピールも忘れないのが、ヨハン・ゾファニーのスゴいところです。
ちなみに、ゴリアテの首を持つダビデに扮した自画像なのだとか。
コスプレのセルフィー。



エントリーNo.3 ジョシュア・レイノルズ (1723~1792)

ジョシュア・レイノルズ


イケメンに西日はつきもの。
今日も太陽が眩しいぜ・・・ってか!
オフショット風をあえて狙うのは、高度なスキルです。



エントリーNo.4 アードリアン・ファン・デル・ヴェルフ (1636~1672)

アードリアン・ファン・デル・ヴェルフ


いやいや、画家であることをそこまでアピールしなくていいですから。
メダルとか首にかけなくていいですから。
どや顔がハンパないです。
あと、ちょっとメッシ似。



エントリーNo.5 アンデシュ・ソーン (1860~1920)

アンデシュ・ソーン


お召しになっているのは、オオカミの毛皮なのだとか。
こんなにも成功者アピールが強い自画像が、他にあるでしょうか。
自己顕示欲の固まりです。
顔だけ見れば、限りなく浅葉克己さん。
衣装だけ見れば、限りなくドン小西。



エントリーNo.6 エリザベート・ヴィジェ=ルブラン (1755~1842)

エリザベート・ヴィジェ=ルブラン


マリー・アントワネットの画家としても知られるルブラン。
その1800年時の自画像です。
ルブランが生まれたのは、1755年。
つまり、単純計算して・・・45歳の時の作品です。
45歳には見えません!!
もろもろ修正してますよね??



エントリーNo.7 マリー=ガブリエル・カぺ (1761~1818)

マリー=ガブリエル・カぺ


自身に満ち満ちています。
自分が好きでないわけがありません。
もし彼女が前から歩いて来たら、きっと道を譲ってくれることは無いでしょう。
なるべく関わりたくないタイプです。



エントリーNo.8 ギュスターヴ・クールベ (1819~1877)

ギュスターヴ・クールベ


こちらの自画像、タイトルは 《絶望》
ヴィジュアル系のボーカルっぽい匂いがプンプンとします。
そんなクールベには、他にも自分好き過ぎ自画像が多数。

顎に手を添える定番ポーズは、当然抑えています。

クールベ


流し目が、さらにナルシスト度合いを高めていますね。
さらには、こんなヴァージョンも。

黒い犬を連れた自画像


愛犬との2ショット。
心なしか、愛犬すらナルシストに思えてきました。
ペットは飼い主に似るのですね。


以上、『どうせお前自分好きなんやろ選手権!』 でした。
皆様の投票、お待ちしております (笑)




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