チームラボ人気に乗っかった形なのでしょうか、
ここ近年、デジタルアートの展覧会が増えているように思います。
そんな中で、また新たなデジタルアート展が始まったようです。
場所は、日本橋茅場町に特設会場とのこと。
早速、行ってみました。
ん?どこ??
・・・・・えっ、そこ?!
特設会場って、ただのオフィスビルのことだったのですね。
平日は21時まで、金土祝前日は23時まで開催しているそうですが。
日が暮れてしまうと、会場が見つけ辛いので、これから足を運ばれる皆様は要注意です。
さてさて、明らかにオフィスビルの正面入り口ではないところが、
今回目指すデジタルアート展 “スーパー浮世絵 江戸の秘密展” の入り口。
デジタルアートで浮世絵の世界を楽しむ。
何ともオモシロそうな展覧会です。
会場がある9階には、エレベーターで。
扉が開くと、いきなりデジタルアートな浮世絵の世界が飛び込んできました!
おぉ!歌川広重の 《東海道五十三次之内 日本橋 朝之景》 が実写に!
・・・・・・・・・。
一瞬、本当に一瞬だけ、感動を覚えましたが。
次の瞬間には、超高速的に感動の波が引いて行きました。
特に鑑賞者に反応するインタラクティブな作品というわけではなく、
巨大なモニターにブラタモリっぽいCG映像がループ再生されているだけ。
これは、デジタルアートなのでしょうか??
浮世絵が好きな人には、それなりに楽しい映像なのですが。
それはさておき、全体的に会場の作り方が雑。
仕切りの線が、ガムテープって (笑)!
学園祭の出し物かと思いました。
映像のクオリティはそこそこなのを加味すると、
学園祭は学園祭でも、東京モード学園の学園祭の出し物かと思いました。
また、「浮世絵は版を摺り重ねることで作られている」 ということを、
おそらくビジュアルで伝えたいのであろうというコーナーがあったのですが。
ここにいたっては、
デジタル感まったくなし (笑)!
完全なるアナログです。
いや、こここそデジタルでビジュアル化するべきだったのでは?
そんなB級感漂うデジタルアート展でしたが、
《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》 をモチーフにしたコーナーでは、思いがけずテンションがアップ
迫力ある大画面で、ダイナミックな波の映像が楽しめました。
ただ、こいつの使い道だけは謎。
「ご自由にお使いください」 と言われましても。。。
こちらの波のコーナーもテンションが上がりましたが、
最後に待ち受けていた吉原の再現コーナーでも、テンションが上がってしまいました。
近づくと、なんと花魁たちが微笑みかけてくれるのだそうです。
いやぁ、それはたまりませんなぁ
では、ちょっと近づいてみましょう (←鼻の下伸びてる)。
・・・・・・・・・・。
あ、うん。微笑んだけどね。
口が小さいもので、動きも小さかったです (笑)
ちなみに、会場内では、コーナーごとに、
片岡愛之助さんによる浮世絵の解説がループ再生されています。
基本的に聞きやすかったのですが、どうしても気になってしかたなったことが一つだけ。
この 「べらぼうにエモい。」 という展覧会コピーで今年の流行語を狙っているのでしょうか。
ちょいちょい 「べらぼうにエモい。」 というジングルみたいなのが挟まれるのです。
べらぼうにウザい!
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スーパー浮世絵 江戸の秘密展
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