カッサンドル・ポスター展 グラフィズムの革命
フランスで活躍した20世紀を代表するグラフィックデザイナー、カッサンドル。その国内では約20年ぶりとなる大々的な回顧展、“カッサンドル・ポスター展 グラフィズムの革命” が、現在、埼玉県立近代美術館で開催されています。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)もし、カッサンドルの名に聞き覚えがないという方でも、沢木耕太郎さんの 『深夜特急』...
View ArticleI♥LOVE SAKE日本酒マニアック博 in 東京
本日ご紹介するのは、パルコミュージアムで開催中の “I♥LOVE SAKE日本酒マニアック博 in 東京” 。日本酒に関するトリビアを紹介する 『Sake Pedia』 のコーナーから、「カワイイ」 という視点で集められた 『全国ご当地カップ酒』 を紹介するコーナー、はては、フォトグラファー藤代冥砂さん撮りおろしの 『きらめく一升瓶女子写真展』 や、全国のイケメン蔵元を写真で紹介する...
View Article花森安治の仕事―デザインする手、編集長の眼
現在、世田谷美術館では、“花森安治の仕事―デザインする手、編集長の眼” が開催されています。こちらは、朝ドラ 『とと姉ちゃん』 で、唐沢寿明が演じたカリスマ編集者・花山伊佐次のモデルとなった花森安治の足跡を辿る展覧会です。花森安治、東麻布の暮しの手帖研究室にて、1967年9月、写真提供:暮しの手帖社展覧会のメインとなるのは、花森安治のライフワークである 『暮しの手帖』。(『とと姉ちゃん』...
View Article第百三十六話 国宝ハンター、跳ねる!
~前回までのあらすじ~日本全国津々浦々に存在する国宝。そのすべてを目にするために旅を続ける国宝ハンター・とに~。前回は、本州最南端の国宝を求めて和歌山へ。道成寺にて 《木造千手観音立像》...
View Articleスケーエン:デンマークの芸術家村
現在、国立西洋美術館の新館にて“日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念 スケーエン:デンマークの芸術家村” が開催されています。常設展の鑑賞料で観られる展覧会なので、新館の一部のスペースをちゃちゃっと使って、ちゃちゃっと開催されている展覧会なのかと思いきや。新館の中でも花形 (?)...
View Article江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-
江戸東京美術館で開催中の “江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-” に行ってきました。こちらは、18世紀を中心に、江戸と北京、2つの巨大都市の生活や文化を比較する展覧会。例えば、江戸城と北京城を比べてみたり、江戸と北京の住宅模型を並べて展示してみたり、言うなれば、都市版 (?) 『今夜くらべてみました』 のような展覧会です。展覧会の目玉は何と言っても、日本初公開となる故宮博物院蔵の...
View Articleパロディ、二重の声 ――日本の1970年代前後左右
『水曜日のアートテラー』 や 『関東一円アーツの旅』 、そして、最近では、トツギーノ風ティツィアーノと。とにかくパロディが大好きな僕が、「パロディ」 をテーマにした展覧会、“パロディ、二重の声 ――日本の1970年代前後左右” に行ってきました。まず会場の冒頭に飾られているのは、大量の 《モナ・リザ》。否、《モナ・リザ》 っぽい何やら。こちらは、《モナ・リザ》 を研究している山縣旭...
View Articleアスリート展
現在、21_21 DESIGN SIGHTでは、デザインの視点からアスリートを紐解く展覧会、その名も “アスリート展” が開催中です。展覧会ディレクターを務めるのは、デザインエンジニアの緒方壽人さんと、研究者で映像作家の菅俊一さん、そして、元トップアスリートの為末大さんです。競技前のアスリートの鼓動を、ダイナミックなモーションキャプチャによる映像で表現した 《アスリートのダイナミズム》...
View Article草間彌生 わが永遠の魂
現代アート界のスーパーアイドル (?) 草間彌生さん。その過去最大級の個展として、開幕前から大注目を集めていた展覧会、“草間彌生 わが永遠の魂” が、いよいよ国立新美術館にて始まりました!“どうせ、クサマー (※) のオシャレ女子向けの展覧会でしょ(; ´_ゝ`)”(※...
View Article日本画の教科書 東京編 ―大観、春草から土牛、魁夷へ―
開館50周年という節目の記念イヤーに、スペシャルな展覧会をリレー形式で開催してきた山種美術館。そのフィナーレを飾る展覧会が、いよいよ開幕いたしました!その名も、“【開館50周年記念特別展】山種コレクション名品選Ⅳ 日本画の教科書 東京編...
View Article【告知】 現在募集中のアートツアー 【告知】
現在募集中のアートツアーです。アートに興味のない方でも楽しんで頂ける企画を心掛けております。初参加の方も多いので、どうぞお気軽にご参加くださいませ♪...
View Articleリニューアル記念 特別名品展 + 杉本博司「海景 – ATAMI」
約11ヵ月間の改修工事を終えて、MOA美術館がついにリニューアルオープン!とうことで、早速、行ってまいりました。外観は、ほとんど・・・というか全然変わっていませんでした。「まぁ、さすがに約11ヵ月間だと、 空調とか設備とか、その辺りを改修するくらいしか出来ないか (苦笑)」・・・なんてことを思いながら、“リニューアル記念 特別名品展”...
View Article美術館で巡る 東海道五十三次の旅
現在、岡田美術館では、“美術館で巡る 東海道五十三次の旅” が開催されています。こちらは、岡田美術館開館以来初となる浮世絵を主軸とした展覧会で、近年収蔵品に加わったばかりという広重の 《東海道五十三次》 シリーズ全点が一挙公開されています。もちろんそれらの中には、岡田美術館が位置する東海道第10の宿場・箱根を描いた図も。歌川広重 《東海道五十三次 箱根》(湖水図) 天保4~5年(1833~34)...
View Articleアートテラー的お茶漬け生活 ~その伍~
永谷園のお茶づけ海苔に封入されている東海道五十三次カード。全55枚揃えるには、何日かかるのか?アートテラー・とに~が体を張って検証する企画。それが・・・・・前回の記事から、すっかり1か月半以上が経ってしまいました。あまりに更新されないので、ここ最近いろいろな人から、「パスタ巻いてる?」 的な感覚で、「お茶漬け食べてる?」...
View ArticleIt's a Sony展 Part-2
ソニービルが解体される日まで、いよいよあと1か月を切りました。そんなソニービルのフィナーレを飾るべく開催されているのが、“It's a Sony展”。昨年11月から今月2月中旬にかけては、ソニービルとソニーの 「歴史」 をテーマにした “Part-1” が開催されていました。そして、現在は、「未来」 をテーマにした “Part-2”...
View Articleゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力
今回ご紹介するのは、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の展覧会、“ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力” です。展覧会の主役は、もちろん河鍋暁斎。会場では、「画鬼」 と呼ばれた暁斎のパンクでロックな魅力を存分に味わうことが出来ます。河鍋暁斎 《名鏡倭魂 新板》 明治7(1874)年 大判錦絵三枚続イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman...
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