東京国立近代美術館で開催中の “日本の家 1945年以降の建築と暮らし” に行ってきました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、2016年秋からローマ、ロンドンを巡回し、
2016年11月に開催されたローマのMAXXI国立21世紀美術館での展示風景 Ⓒ シモーナ・フェラーリ 写真提供:アトリエ・ワン
いよいよ東京での開幕となる建築ファン待望の展覧会で、
日本の建築家56組による75件の住宅建築が、模型や図面、写真、映像を交えて紹介されています。
「日本の家」 をテーマにした展覧会と言えば、
つい先日まで、パナソニック 汐留ミュージアムで開催されていましたが。
(“日本、家の列島―フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン”)
あちらと比べて、圧倒的にボリューミー!
出展されている模型や図面などの資料は、実に400点を超えているそうです。
さらに、フレーズこそ小難しかったですが。
「土のようなコンクリート」「すきまの再構築」 など、
住宅建築を全部で13の系譜 (キーワード) にカテゴライズし、紹介していたのは、
東京国立近代美術館らしい切り口で、大変興味深かったです。
また、時折、写真や絵画などの美術作品が挟まれるのも、
東京国立近代美術館での展覧会らしい演出でした。
数々の建築展を目にしてきましたが、今までで一番独自性が極まっていた気がします。
いい意味で、「これがお前ら (近美) のやり方かー!」 と叫びたくなるような建築展でした。
・・・・・ただし。
小難しいことは、小難しいので。
「建築?なんだそれ、うめぇのか?」 という方には、ちんぷんかんぷんな展覧会でしょう。
しかし、建築に少なからず興味を持っている方にとっては、
「あー、安藤忠雄さんの建築模型がある!」
「こっちには、カプセルタワーの図面がある!」
「ちゃんと現在第一線で活躍中の建築家も取り上げられてる!」
と、テンションが上がること請け合いの展覧会です。
しかも、会場の一部は写真撮影可。
さらに、テンションもアップです。
そして、何と言っても、今回の展覧会の目玉となるのが、
「上から読んでも清家清。下から読んでも清家清」 でお馴染みの建築家・清家清の代表作にして、
日本住宅建築の名作の一つにも数えられるあの家の再現模型。
《斎藤助教授の家》 の再現模型。
斎藤さん家だぞ。
縮尺は、1分の1。実物大です。
模型というか、もはや普通に建築でした。
普通に新築の畳の匂いがしていましたし。
さて、こちらの模型の中に入ることも、なんと可能となっています!
写真撮影も可。
まさか、《斎藤助教授の家》 の中に入れる日が来るだなんて!
僕もビックリですが。
きっと斎藤助教授もビックリでしょう。
自分の家と全く同じものが、美術館の展示室に誕生するだなんて。
ちなみに、今回紹介されていた数々の家の中で、もっとも 「ナニコレ!」 だった家がこちら。
山下和正さんによる 《顔の家》 です。
目は窓。鼻は換気。口が出入り口なのだとか。
アート作品なら面白いですが、一生住むとなると・・・。
罰ゲームです。
最後に、もっともキュートだった住宅建築の模型をご紹介。
アトリエワンの 《ポニー・ガーデン》 です。
退職後は、ポニーと暮らすという夢があった施主のために設計された家。
模型のポニーが、そこまでポニーに見えなかったですが、キュートでした。
ポニーというよりも、アルパカ。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、2016年秋からローマ、ロンドンを巡回し、
2016年11月に開催されたローマのMAXXI国立21世紀美術館での展示風景 Ⓒ シモーナ・フェラーリ 写真提供:アトリエ・ワン
いよいよ東京での開幕となる建築ファン待望の展覧会で、
日本の建築家56組による75件の住宅建築が、模型や図面、写真、映像を交えて紹介されています。
「日本の家」 をテーマにした展覧会と言えば、
つい先日まで、パナソニック 汐留ミュージアムで開催されていましたが。
(“日本、家の列島―フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン”)
あちらと比べて、圧倒的にボリューミー!
出展されている模型や図面などの資料は、実に400点を超えているそうです。
さらに、フレーズこそ小難しかったですが。
「土のようなコンクリート」「すきまの再構築」 など、
住宅建築を全部で13の系譜 (キーワード) にカテゴライズし、紹介していたのは、
東京国立近代美術館らしい切り口で、大変興味深かったです。
また、時折、写真や絵画などの美術作品が挟まれるのも、
東京国立近代美術館での展覧会らしい演出でした。
数々の建築展を目にしてきましたが、今までで一番独自性が極まっていた気がします。
いい意味で、「これがお前ら (近美) のやり方かー!」 と叫びたくなるような建築展でした。
・・・・・ただし。
小難しいことは、小難しいので。
「建築?なんだそれ、うめぇのか?」 という方には、ちんぷんかんぷんな展覧会でしょう。
しかし、建築に少なからず興味を持っている方にとっては、
「あー、安藤忠雄さんの建築模型がある!」
「こっちには、カプセルタワーの図面がある!」
「ちゃんと現在第一線で活躍中の建築家も取り上げられてる!」
と、テンションが上がること請け合いの展覧会です。
しかも、会場の一部は写真撮影可。
さらに、テンションもアップです。
そして、何と言っても、今回の展覧会の目玉となるのが、
「上から読んでも清家清。下から読んでも清家清」 でお馴染みの建築家・清家清の代表作にして、
日本住宅建築の名作の一つにも数えられるあの家の再現模型。
《斎藤助教授の家》 の再現模型。
斎藤さん家だぞ。
縮尺は、1分の1。実物大です。
模型というか、もはや普通に建築でした。
普通に新築の畳の匂いがしていましたし。
さて、こちらの模型の中に入ることも、なんと可能となっています!
写真撮影も可。
まさか、《斎藤助教授の家》 の中に入れる日が来るだなんて!
僕もビックリですが。
きっと斎藤助教授もビックリでしょう。
自分の家と全く同じものが、美術館の展示室に誕生するだなんて。
ちなみに、今回紹介されていた数々の家の中で、もっとも 「ナニコレ!」 だった家がこちら。
山下和正さんによる 《顔の家》 です。
目は窓。鼻は換気。口が出入り口なのだとか。
アート作品なら面白いですが、一生住むとなると・・・。
罰ゲームです。
最後に、もっともキュートだった住宅建築の模型をご紹介。
アトリエワンの 《ポニー・ガーデン》 です。
退職後は、ポニーと暮らすという夢があった施主のために設計された家。
模型のポニーが、そこまでポニーに見えなかったですが、キュートでした。
ポニーというよりも、アルパカ。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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