先日は、今年生誕120年を迎える日本画家・福田平八郎の美術展をご紹介いたしましたが。
本日は、今年生誕100年を迎える日本画家・高山辰雄の美術展をご紹介いたします。
その “高山辰雄生誕100年記念特別展” が開催されているのは、美術館ではなく、こちら↓
飯田橋駅より、ほど近い、とある会社のビル。
一体、何の会社かと言いますと・・・、
角川本社ビル。
『ザテレビジョン』 も、 『東京ウォーカー』 も、ここから生み出されたのですね。
と、角川書店と言えば、もう一つ忘れてはいけない雑誌があります。
それは、 『文藝春秋』 。
文藝春秋 2012年 07月号 [雑誌]/文藝春秋
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この 『文藝春秋』 の表紙絵を、
1987年から13年にも渡って制作していたのが、高山辰雄なのです。
そういう繋がりもあって、角川本社ビルの1階ロビーには、
高山辰雄の 《存在追憶 限りなき時の中に》 という大作が、ドーンと飾られています。
(しかも、ライトアップもされている!)
こちらの 《存在追憶 限りなき時の中に》 は、常にロビーに飾ってあるので、いつでも観られるようですが。
今回の “高山辰雄生誕100年記念特別展” では、 《春光》 や、
《緑の朝》 をはじめとする日本画作品の数々に加え、
『文藝春秋』 の表紙絵の原画の数々など、
普段は見られない角川書店の秘蔵する高山辰雄コレクションが、惜しげもなく展示されています。
ちなみに、その会場となっているのは、
《存在追憶 限りなき時の中に》 も飾ってある1階ロビーと、2階のスペース。
普通のオフィスビルの1階ロビーが、美術展会場となっていますので、
普通に、角川書店で働いている人や、角川書店に仕事で訪れている人には、迷惑そうでした (笑)
確実に、別の場所で開催した方が良い気がしたので、1つ星。
高山辰雄の名は知っていましたが、
こうして、作品をまとめて目にするのは、実は、初めての機会。
どの絵も、日本画ながら、日本画日本画しておらず (←とに~による造語)
どことなく、洋画っぽさも感じられるボーダレスな作風が印象的でした。
《朝の鸚鵡》
《鳩と太陽と少女》
・・・ただ、独特な画風には、食指が動くものの、
どうにも描かれている女性像が、個人的にはイマイチ好きになれません。
“う~~~~~ん、何でだろう・・・・・あっ”
何を隠そう、僕は、ストレートの髪形の女性がタイプ (←隠す必要はない)
パンテーンみたいなサラサラヘアーの女性って、いいですよね (←聞いてない)
なので、高山辰雄の描くパーマネントな女性像が、好きになれないのですね (←超個人的理由)
いや、しかし、本当に、高山辰雄が描く女性の髪は、全員チリチリしている。
たぶん、高山辰雄は、パーマ好きだったのでしょうね (笑)
《青衣の少女》
心なしか、花までチリチリ。
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高山辰雄生誕100年記念特別展
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