三菱一号館美術館で、この秋開催されているのは、
“パリ♥グラフィック -ロートレックとアートになった版画・ポスター展”。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、19世紀末パリのグラフィック・アートに焦点を当てた展覧会です。
グラフィック・アートと言っても、
現代の僕らがイメージする落書きのようなアートではありません。
版画やポスター、本の挿絵といったグラフィック (印刷) のアートが紹介されています。
そう聞いて、油彩画至上主義 (?) の方々は、
“なんだ版画とポスターか・・・”
と、ガッカリされたかもしれませんが。
19世紀末当時、版画やポスターこそが最先端のメディア。
ロートレックや世紀末の前衛芸術家たちの力によって、
版画やポスターは、絵画と同じく芸術の域まで高められており、
わざわざ収集する愛好家も出現したほどだったのです。
(画面右のルイ・カリエ=ベリーズの絵に注目!こんな感じでポスターが壁に貼られ、裕福な人々が鑑賞していたのだそうです)
そんな19世紀パリのグラフィック・アートの名品の数々が、
それも保存状態が最高のものばかりが (紙なので傷みやすい!) 、会場に勢ぞろいしています。
浮世絵に興味がない人でも、保存状態が最高の浮世絵を観れば、感動を覚えるはず。
それと同様に、これまで西洋の版画やポスターに興味がなかった人でも、
保存状態が最高の版画やポスターを観れば、きっと感動を覚えるはずです。
そういう意味では、これまで食わず嫌いしていた人にこそ足を運んで欲しい展覧会です♥
さてさて、個人的には、ヴァロットンの作品が数多く観られて、それだけで大満足。
相変らず、モノクロ作品のデザインセンスが群を抜いていました。
痺れるくらいにカッコイイです。
フェリックス・ヴァロットン 《お金(アンティミテⅤ)》 1898年 木版 三菱一号館美術館
しかし、そんなヴァロットンに負けず劣らず、
センスを光らせていたのが、ジャン=エミール・ラブルール。
目に飛び込んでくるなり、「カッコイイ!」 と引かれました。
ラブルール。
その語感から、何となくあくまで何となく、エロスな響きを感じていましたが (←?)。
よくよく作品を見てみると、女性のあられもない姿が描かれていることに気が付きました。
普通にエロス!
ただカッコイイのではなく、エロカッコイイ作品でした。
ちなみに、今回出展されていた作品の中で、不本意ながら一番印象に残ってしまったのは、
エルマン=ポールの 《『ラ・プリュム』誌による第17回または第18回「サロン・デ・サン」展のためのポスター》(写真右) です。
なぜにキス顔??
じっと見ていたら、迫ってくるような感じがしました。
しかも、目をつぶったら、まぶたの裏にコイツがいました。
ある意味、怖い絵。
最後に、美術館内で気兼ねなくトークを楽しみたいという方に朗報です。
三菱一号館美術館では初の試みとして、
展覧会期間中の10/30、11/27、12/25 (いずれも月曜日) の3日間で 「トークフリーデー」 を実地。
さすがに独り言は寂しいので、誰かを誘って行きましょう!
┃会期:2017年10月18日(水)~2018年1月8日(月・祝)
┃会場:三菱一号館美術館
┃http://mimt.jp/parigura/
~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “パリ♥グラフィック” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
https://ws.formzu.net/fgen/S98375463/
(〆切は、10月30日。当選は発送をもって代えさせていただきます)
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
“パリ♥グラフィック -ロートレックとアートになった版画・ポスター展”。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、19世紀末パリのグラフィック・アートに焦点を当てた展覧会です。
グラフィック・アートと言っても、
現代の僕らがイメージする落書きのようなアートではありません。
版画やポスター、本の挿絵といったグラフィック (印刷) のアートが紹介されています。
そう聞いて、油彩画至上主義 (?) の方々は、
“なんだ版画とポスターか・・・”
と、ガッカリされたかもしれませんが。
19世紀末当時、版画やポスターこそが最先端のメディア。
ロートレックや世紀末の前衛芸術家たちの力によって、
版画やポスターは、絵画と同じく芸術の域まで高められており、
わざわざ収集する愛好家も出現したほどだったのです。
(画面右のルイ・カリエ=ベリーズの絵に注目!こんな感じでポスターが壁に貼られ、裕福な人々が鑑賞していたのだそうです)
そんな19世紀パリのグラフィック・アートの名品の数々が、
それも保存状態が最高のものばかりが (紙なので傷みやすい!) 、会場に勢ぞろいしています。
浮世絵に興味がない人でも、保存状態が最高の浮世絵を観れば、感動を覚えるはず。
それと同様に、これまで西洋の版画やポスターに興味がなかった人でも、
保存状態が最高の版画やポスターを観れば、きっと感動を覚えるはずです。
そういう意味では、これまで食わず嫌いしていた人にこそ足を運んで欲しい展覧会です♥
さてさて、個人的には、ヴァロットンの作品が数多く観られて、それだけで大満足。
相変らず、モノクロ作品のデザインセンスが群を抜いていました。
痺れるくらいにカッコイイです。
フェリックス・ヴァロットン 《お金(アンティミテⅤ)》 1898年 木版 三菱一号館美術館
しかし、そんなヴァロットンに負けず劣らず、
センスを光らせていたのが、ジャン=エミール・ラブルール。
目に飛び込んでくるなり、「カッコイイ!」 と引かれました。
ラブルール。
その語感から、何となくあくまで何となく、エロスな響きを感じていましたが (←?)。
よくよく作品を見てみると、女性のあられもない姿が描かれていることに気が付きました。
普通にエロス!
ただカッコイイのではなく、エロカッコイイ作品でした。
ちなみに、今回出展されていた作品の中で、不本意ながら一番印象に残ってしまったのは、
エルマン=ポールの 《『ラ・プリュム』誌による第17回または第18回「サロン・デ・サン」展のためのポスター》(写真右) です。
なぜにキス顔??
じっと見ていたら、迫ってくるような感じがしました。
しかも、目をつぶったら、まぶたの裏にコイツがいました。
ある意味、怖い絵。
最後に、美術館内で気兼ねなくトークを楽しみたいという方に朗報です。
三菱一号館美術館では初の試みとして、
展覧会期間中の10/30、11/27、12/25 (いずれも月曜日) の3日間で 「トークフリーデー」 を実地。
さすがに独り言は寂しいので、誰かを誘って行きましょう!
┃会期:2017年10月18日(水)~2018年1月8日(月・祝)
┃会場:三菱一号館美術館
┃http://mimt.jp/parigura/
~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “パリ♥グラフィック” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
https://ws.formzu.net/fgen/S98375463/
(〆切は、10月30日。当選は発送をもって代えさせていただきます)
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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