今年2017年は、夏目漱石生誕150年の節目の年。
それを記念して、現在、佐藤美術館では、
“~現代作家70名が描く、つくる~吾輩の猫展” という展覧会が開催中です。
こちらは、現在第一線で活躍中の写実画家・諏訪敦さんや、
竹久夢二以来の天才美人画家と名高い日本画家・池永康晟さん、
このブログで何度も紹介している富田菜摘さんをはじめ、
今を時めく70名のアーティストが、猫をテーマに制作した作品を紹介する展覧会です。
藤田嗣治や歌川国芳、熊谷守一など、
猫を描いた名作を生み出した美術界の巨匠は数知れず。
もしかしたら、今回の70人の中に、次世代の “にゃんこスター” がいるかもしれません。
さてさて、一口に猫の作品と言っても、作風はさまざま。
リアルな猫もいれば、
デザイン化された猫もいます。
その中でも特に心を鷲掴みにされたのは、
星美加さんによる 《porta fortuna》 という作品。
ねこ鍋的な可愛さです。
それから、伊藤清子さんの 《PRIVATE EYES》 も。
怒っているのに、可愛いだなんて。
その絶妙な表情に完全にメロメロになりました。
変わり種 (?) としては、ホキ美術館でお馴染みの石黒賢一郎さんの猫作品もお気に入り。
猫は猫でも、キャッツアイ風。
というか、ダイナマイトボートレース風です。
意外性といえば、今年岡本敏子賞を受章した井原宏蕗さんも作品を出展していました。
井原宏蕗さんといえば、動物の糞を漆でコーティングして、
それを動物の形に組み上げた作品を制作するアーティストです。
ということは、これも猫の糞なのかと思いきや、
今回はキャットフードを漆でコーティングしているとのことでした。
ですよね。
猫の糞は、もっとゴロゴロしていますよね (←?)。
安心しました。
フリスキーかチャオか、はたまたカルカンか。
ねこまっしぐら。
ちなみに。
会場には作家のみなさまが撮影した猫の写真も展示されていました。
展覧会を根底から崩してしまうようで恐縮ですが、
正直なところ、猫の写真のほうが断然可愛かったです (笑)
やっぱり実物の猫が好き。
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~現代作家70名が描く、つくる~吾輩の猫展
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