現在、21_21 DESIGN SIGHTで開催されているのは、
“民藝 MINGEI -Another Kind of Art展” という展覧会。
こちらは、21_21 DESIGN SIGHTのディレクターの一人で、
世界的に活躍するプロダクトデザイナー・深澤直人さんがディレクションした展覧会です。
テーマは、『民藝』。
2012年より深澤さんが館長を務める日本民藝館の収蔵品の中から、
深澤さん自身が厳選した新旧さまざまな約150点の民藝を紹介するものです。
《岩七輪》 阿仁合 昭和時代1930年代 日本民藝館蔵
《羅漢像》 朝鮮半島 朝鮮時代 日本民藝館蔵
これまで、民藝をテーマにした展覧会というと、
『素朴』 や 『用の美』 といったキーワードで紹介されることが多かったような気がしますが。
今展の最重要キーワードは、『ヤバい』 。
深澤さんが、初めて目にしたときに、「民藝はヤバい!」 と、
カルチャーショックを受けたという日本民藝館の収蔵品の数々が紹介されています。
例えば、こちらの出雲地方の漁師が船上で使っていたという火鉢。
《火鉢》 出雲大津 昭和時代1940年代 日本民藝館蔵
一見すると、何の変哲もない火鉢ですが。
モノの形を見れば、ある程度、発想の経路が読めるという深澤さんをもってしても、
一体、何がどうなって、このような形に落ち着いたのか、ヤバいくらいに想像がつかないとのこと。
世界的なプロダクトデザイナーの思考の斜め上をいく火鉢なのです。
他にも、ファッショナブルすぎてヤバい東北の野良着や、
《菱刺たっつけ》 南部 大正時代 日本民藝館蔵
シンプル過ぎてヤバい厨子など、
《厨子》 駿河 江戸時代19世紀 日本民藝館蔵
さまざまなタイプの “ヤバい” 民藝が、
深澤さんの率直なコメントとともに紹介されていました。
なるほど。
一流のプロダクトデザイナーの眼から見ると、民藝はこんなにも魅力的なモノなのですね!
・・・・・ということを強く実感したとともに、
深澤さんの言わんとすることは頭で理解できるものの、
自分自身はプロダクトデザイナーではないので、深澤さんほどは 「ヤバい!」 とならず。。。
民藝を真に楽しむには、プロダクトデザイナーとしての修業が必要なことを痛感させられました。
あと、それ以上に、今回の展覧会を通じて痛感させられたのが、
民藝は、21_21 DESIGN SIGHTのコンクリート打ちっぱなしの空間には、合わないということ。
やはり、日本民藝館のあの空間に展示されるほうが、何十倍もしっくりきます。
なんだかんだあって、結果、日本民藝館に行きたくなる。
そんな展覧会でした (笑)
深澤館長、お見事です。
ちなみに、いろいろ展示されていた中で、
僕の一番好きな民藝は、沖縄の屋根獅子、いわゆるシーサーでした。
《屋根獅子(シーサー)》 沖縄 昭和時代20世紀 日本民藝館蔵
全体的にユルユルで、ヤバいくらいに可愛かったです。
確か、シーサーは魔除けだったはずですが、
おそらく、このシーサーは、どんな悪霊にもシッポを振って近寄っていきそうな気がします。
それから、展覧会のラストでは、
現代の作家による “現在の民藝” が紹介されていたのですが。
その中に、とても目を惹く、実にキュートな民藝がありました。
琉球張り子作家の豊永盛人さんによる郷土玩具です。
手前のワラワラしているのは、ケンタウロスとのこと (笑)
一人乗りではなく、団体仕様。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
“民藝 MINGEI -Another Kind of Art展” という展覧会。
こちらは、21_21 DESIGN SIGHTのディレクターの一人で、
世界的に活躍するプロダクトデザイナー・深澤直人さんがディレクションした展覧会です。
テーマは、『民藝』。
2012年より深澤さんが館長を務める日本民藝館の収蔵品の中から、
深澤さん自身が厳選した新旧さまざまな約150点の民藝を紹介するものです。
《岩七輪》 阿仁合 昭和時代1930年代 日本民藝館蔵
《羅漢像》 朝鮮半島 朝鮮時代 日本民藝館蔵
これまで、民藝をテーマにした展覧会というと、
『素朴』 や 『用の美』 といったキーワードで紹介されることが多かったような気がしますが。
今展の最重要キーワードは、『ヤバい』 。
深澤さんが、初めて目にしたときに、「民藝はヤバい!」 と、
カルチャーショックを受けたという日本民藝館の収蔵品の数々が紹介されています。
例えば、こちらの出雲地方の漁師が船上で使っていたという火鉢。
《火鉢》 出雲大津 昭和時代1940年代 日本民藝館蔵
一見すると、何の変哲もない火鉢ですが。
モノの形を見れば、ある程度、発想の経路が読めるという深澤さんをもってしても、
一体、何がどうなって、このような形に落ち着いたのか、ヤバいくらいに想像がつかないとのこと。
世界的なプロダクトデザイナーの思考の斜め上をいく火鉢なのです。
他にも、ファッショナブルすぎてヤバい東北の野良着や、
《菱刺たっつけ》 南部 大正時代 日本民藝館蔵
シンプル過ぎてヤバい厨子など、
《厨子》 駿河 江戸時代19世紀 日本民藝館蔵
さまざまなタイプの “ヤバい” 民藝が、
深澤さんの率直なコメントとともに紹介されていました。
なるほど。
一流のプロダクトデザイナーの眼から見ると、民藝はこんなにも魅力的なモノなのですね!
・・・・・ということを強く実感したとともに、
深澤さんの言わんとすることは頭で理解できるものの、
自分自身はプロダクトデザイナーではないので、深澤さんほどは 「ヤバい!」 とならず。。。
民藝を真に楽しむには、プロダクトデザイナーとしての修業が必要なことを痛感させられました。
あと、それ以上に、今回の展覧会を通じて痛感させられたのが、
民藝は、21_21 DESIGN SIGHTのコンクリート打ちっぱなしの空間には、合わないということ。
やはり、日本民藝館のあの空間に展示されるほうが、何十倍もしっくりきます。
なんだかんだあって、結果、日本民藝館に行きたくなる。
そんな展覧会でした (笑)
深澤館長、お見事です。
ちなみに、いろいろ展示されていた中で、
僕の一番好きな民藝は、沖縄の屋根獅子、いわゆるシーサーでした。
《屋根獅子(シーサー)》 沖縄 昭和時代20世紀 日本民藝館蔵
全体的にユルユルで、ヤバいくらいに可愛かったです。
確か、シーサーは魔除けだったはずですが、
おそらく、このシーサーは、どんな悪霊にもシッポを振って近寄っていきそうな気がします。
それから、展覧会のラストでは、
現代の作家による “現在の民藝” が紹介されていたのですが。
その中に、とても目を惹く、実にキュートな民藝がありました。
琉球張り子作家の豊永盛人さんによる郷土玩具です。
手前のワラワラしているのは、ケンタウロスとのこと (笑)
一人乗りではなく、団体仕様。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!