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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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2杯目 これが、ゴッホ丼だ!

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俺は、今、モーレツに腹が立っている!
美術展の期間に合わせてレストランが提供する限定メニューってあるだろ?
あれは、何で、フレンチだとか、
スイーツだとか、女が喜ぶメニューばっかりなんだ?!
漢 [おとこ] が、そんなこじゃれたものを、食ってられるか!
漢なら、ガッツリと丼が食いたいんだ。
展覧会の期間に合わせて、アートな丼を誰か作ってくれ!
何、作ってくれない?
なら、俺が作るしかないじゃないかっ!
そう。これが、漢のアート丼だ!



昨今の美術展グルメ事情の流れに逆らう、この企画。
予想に反して、第一回のフェルメール丼には、大きな反響を頂きました。
これだけの反響があったので、満を持して、2杯目の丼作りに挑めます (笑)


さて、今回選んだテーマは・・・

$アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-自画像


フィンセント・ファン・ゴッホ。
日本人に大人気のゴッホをイメージして丼を作ると、
果たして、どのような丼に仕上がるのか。
それでは、漢の丼作りスタートです!


僕の中で、最初から、
「ゴッホ丼にはこれしかない!」 という食材がありました。
ゴッホと言えば、 《ジャガイモを食べる人々》 や、

$アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ジャガイモを食べる人々


《籠いっぱいのじゃがいも》 など、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-籠いっぱいのじゃがいも


じゃがいもを多く描いています。
ゴッホ丼にも、じゃがいもは欠かせません。

$アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-じゃがいも


まずは、じゃがいもをラップに包み、レンジで竹串が刺さるくらいまで加熱します。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-じゃがいも


十分柔らかくなったら、皮を剥いて、ボールに移します。
(皮むきは、やけどに注意!)

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-じゃがいも


熱いうちに、木べらで潰していきます。
なんとなく、何を作ろうとしているか、おわかりになりましたか?
そう。ポテトサラダです。
ご飯の上に乗っけるので、おかずになるポテトサラダにする必要があります。
そこで、コクを出すために、クリームチーズを入れます。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-じゃがいも


さらに、ゴッホと言えば、 《ひまわり》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ひまわり


ということで。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ひまわり


ひまわりの種も投入します。
これは、食感のアクセントの役割も兼ねています。
塩、こしょう、マヨネーズで味を整えたら、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-カレー粉


カレー粉を入れます。
これで、ゴッホの “黄色” のイメージを表現してみました。

続いて、ベーコンを用意します。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ベーコン


それを、さらに細くスライスし、
キッチンペーパーを2枚敷いた耐熱皿の上に並べます。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ベーコン


さらに、その上にキッチンペーパーを被せて、レンジで1分加熱。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ベーコン


その間に、余ったベーコンを刻み、
オリーブオイルで、サッと炒め、さきほどのポテトサラダに加えておきます。
ポテトサラダは、これで完成。
味をなじませるために、冷蔵庫で冷やしておきましょう。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ポテトサラダ


とかなんとかやっている間に、ベーコンが加熱されました。
そうしましたら、裏返して、同様に1分加熱。
すると、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-カリカリベーコン


そこそこのカリカリベーコン状態に。
しかし、これで完成ではありません。
ここから、ひと手間を加え、ベーコンをぐるぐるに巻いて、串に刺すのです。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ベーコン


これを、さらに1分加熱することで、カリカリぐるぐるベーコンは完成します。
ちなみに、このベーコンは、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-星月夜


ゴッホの晩年の作品には欠かせない “渦” をイメージしています。


では、いよいよ盛り付けをしていきましょう。
白いご飯に・・・

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-白いご飯


ゴッホの “狂気” を表現するために、
チリペッパーを加え、しゃもじで混ぜ込みます。
(味を整えるために、隠し味で醤油も入れています)

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-チリペッパー


“内に秘めたる狂気” なので、水菜で隠します (笑)

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-水


そこに、ポテトサラダを乗せます。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ポテトサラダ


ゴッホの荒々しい筆致を意識して、あえて大胆に盛り付けていきましょう。
黄色いポテトサラダを、黄色い油彩だと思い込むのがコツです。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ポテトサラダ


“渦” も忘れずに。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ゴッホ丼


これが、漢のゴッホ丼です!

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ゴッホ丼


さて、気になるお味は、
ポテトサラダとベーコンとチリペッパーライスが、それぞれ味を主張して、
全体として調和しているのだかしていないのだか、絶妙な不協和音を奏でていました (笑)
それが、かえって、ゴッホっぽいと言いますか。
とりあえず、ポテトサラダをメインにした丼は、意外とアリ。
マヨネーズを多くすれば、こってり味、
マヨネーズを少なくすれば、あっさり味。
マヨネーズの量で、味が左右されると思います。
お好みの方を、どうぞ。


皆様からの “つくれぽ” もお待ちしています (笑)




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