この作品 (島村信之《レッスン》) も!
2008年 ホキ美術館
この作品 (藤原秀一《ひまわり畑》) も!
2006年 ホキ美術館
この作品 (原雅幸《クリストファーロビンの声》) も!
2008年 ホキ美術館
写真作品と思いきや、実は全部、絵なんです!!
写真作品だと思って眺めていた皆さまに、一言。
「や~い騙された~(。・w・。) プッ」 (←子供か!)
・・・・・すいません。
これが言いたかっただけです (笑)
と、そんな写実絵画・・・いや、もはやスーパー写実絵画と呼ぶべき作品の数々を、
まとめて目にすることが出来るのが、 “現代の写実。ホキ美術館名品展” という美術展。
唯一無二の写実絵画の殿堂・ホキ美術館が、
千葉県に開館して、早いもので1年半が経過しました。
それを記念して開催されているのが、この美術展。
ホキ美術館の所蔵する写実絵画作品約300点の中から、
これまでに人気の高かった作品、話題になった作品ばかりを紹介している、
ベストofベストなホキ美術館コレクション展です。
今までに、ホキ美術館に行ったことがある方は、もちろん。
行ったことが無かった方は、むしろ、今回行けばオールオッケーな美術展と言えましょう。
この美術展で、作品を目にするたびに、
口を付く言葉は、ただただ、 「スゴイ…」 の一言。
もしくは、もはや言葉にならず、ため息。
藤原秀一さんの 《萩と猫》 を観ても、
2009年 ホキ美術館
五味文彦さんの 《レモンのある静物》 を観ても、
2009年 ホキ美術館
あまりに巧いので、 “何も言えねえ” です(笑)
このように、言葉を失う観賞体験は、そうそう出来るものではありません。
「写真ではなく絵」
もちろん頭では、それをわかっているのに、
作品を前にすると、何故だか、そう思えません。
トリックアートのように仕掛けがあるわけではなく、
何の変哲もない画材で、ただただ写実的に描いただけなのに、写真のように見えてしまう。
“一体、何故??”
頭の中が、こんがらがってしまうくらいに、不思議です。
手品のようで手品でない、この感じ。
あれれ、何かに似ているような・・・あっ
今話題のメンタリストのパフォーマンスに近いんだ!
タネもシカケもないのに、人の心を自在に操ってしまうメンタリストのパフォーマンス。
スーパー写実絵画も、まさに、そんな感じ。
いつの間にやら、僕の思考とは裏腹に、写真と思わされてしまっています。
おそらく、今回の出展作家さんは、全員メンタリストです (笑)
皆さまも、是非、ホキ美術館で、メンタリズム体験をされてみてはいかがでしょう?
最後に。
今回出展されている作品の中で、一番印象的だったものをご紹介。
それは、山本大貴さんの 《静寂の声》 という一枚。
(作品画像は、こちらに)
左側から光が差し込む室内で、
エレキギターを奏でる女性が一人。
女性のサイドには、静物が置かれたテーブル。
女性の後ろの壁には、マティスの絵画。
明らかに、フェルメールをオマージュした一枚。
21世紀バージョンのフェルメール作品です。
カーテンや床の柄も、まさにフェルメール風。
もちろん、ただエッセンスを真似しただけの作品ではなく、
絵画の中に漂う、その空気感も、見事にフェルメール風になっていました。
「この山本大貴という画家、ただ者ではないな!」 と思ったら、僕と同じ歳であることが発覚!
しかも、同郷!!
タメで同郷のよしみで、今後が気になるアーティストです。
いつか何かの機会があれば、コラボしましょう (…と、記事を通じて、山本大貴さんに呼び掛けてみる)
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山本大貴さんも、良かったら、ご協力をお願いします (←図々しい)
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現代の写実。ホキ美術館名品展
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