箱のアーティストこと、ジョゼフ・コーネル (1903~1972)。
古書店や骨董品店で見つけたお気に入りの小物、雑誌や本の切り抜きといったものを、
オリジナルの木箱におさめた 「箱」 の作品で知られる20世紀アメリカのアーティストです。
また、あの草間彌生さんのパートナーだったことでも知られています。
そのコーネルの作品を、おそらく日本で最も所蔵している美術館が、DIC川村記念美術館。
マーク・ロスコやフランク・ステラと同じくらいに、
DIC川村記念美術館コレクションにとって、コーネルは重要な作家の一人です。
まさに箱入り娘ならぬ、箱入り “箱のアーティスト” といったところでしょうか。
さてさて、この春、DIC川村記念美術館では、
8年ぶり3度目となるコーネルの展覧会が開催されています。
その名も、“ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ” 。
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(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
展覧会の見どころは何と言っても、
コーネルの箱作品が一堂に会した展示空間でしょう。
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日本各地の美術館や個人が所蔵するコーネル作品が、
一つの箱 (=会場) におさまった実に贅沢な空間です。
右を見てもコーネル。左を見てもコーネル。
コーネルのファンの僕にとっては、まさに夢のような光景でした。
もちろん空間だけでなく、コーネルの箱作品そのものも素晴らしかったです。
初見のものが大半だったので、「箱の中身は何だろな?」 とばかりに、
1点1点じっくり鑑賞していたら、あっという間に数十分が経過していました。
玉手箱を開けた浦島太郎状態です。
また、今回の展示では、普段あまりお目にかかれない箱作品のバックショットも拝見できます。
初期の箱作品に関しては、特に何の変哲もないただの箱でしたが、
箱作品の制作を重ねるにつれ、コーネルの意識は、箱の外側にも向かっていったようです。
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コーネル作品の裏側は、web上や画集で紹介されることは、ほとんどありません。
なので、会場で実物と出会って初めて、その裏側の姿を見ることができます。
皆様も是非この激レアな機会に、箱の裏側を自身の目に焼き付けてみてはいかがでしょうか?
また、今回のコーネル展には、他にも激レア要素が多数あります。
箱作品を手掛ける前の初期のコラージュ作品や、
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神経質で引きこもりという従来のコーネルのイメージを覆す友人たちと交わした手紙の数々、
(その中には、マルセル・デュシャンとの手紙も!)
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さらには、日本では上映機会の少ない映像作品が紹介されているのです。
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コーネルが映像作品を制作していたとは!
なんとも意外な印象を受けましたが、映像作品を実際に観てみて、なるほどと納得。
ハリウッド映画など既存の映像を切り貼りして繋げたり、
思わぬところで一時停止させてみたり、逆回転させてみたり。
映像版のコラージュ作品といったところ。
コーネルらしさが存分に発揮された映像作品でした。
平面のコラージュ作品にはじまり、
その後、コラージュを立体的にしたかのような箱の作品で独自のスタイルを確立。
さらに、それと並行して、映像のコラージュ作品を制作していた。
「箱のアーティスト」 という従来のコーネル像が、
「コラージュのアーティスト」 へと一新される展覧会です。
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ちなみに。
コーネルのコラージュのアーティストぶりは、日記でも遺憾なく発揮されています。
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ちょっと何言ってるかわかりません (笑)
何度読んでみても、内容がまったく理解できませんでした。
日記というよりも、詩や文章のコラージュのよう。
普段から、こういう人だったのですね。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
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古書店や骨董品店で見つけたお気に入りの小物、雑誌や本の切り抜きといったものを、
オリジナルの木箱におさめた 「箱」 の作品で知られる20世紀アメリカのアーティストです。
また、あの草間彌生さんのパートナーだったことでも知られています。
そのコーネルの作品を、おそらく日本で最も所蔵している美術館が、DIC川村記念美術館。
マーク・ロスコやフランク・ステラと同じくらいに、
DIC川村記念美術館コレクションにとって、コーネルは重要な作家の一人です。
まさに箱入り娘ならぬ、箱入り “箱のアーティスト” といったところでしょうか。
さてさて、この春、DIC川村記念美術館では、
8年ぶり3度目となるコーネルの展覧会が開催されています。
その名も、“ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ” 。
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(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
展覧会の見どころは何と言っても、
コーネルの箱作品が一堂に会した展示空間でしょう。
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日本各地の美術館や個人が所蔵するコーネル作品が、
一つの箱 (=会場) におさまった実に贅沢な空間です。
右を見てもコーネル。左を見てもコーネル。
コーネルのファンの僕にとっては、まさに夢のような光景でした。
もちろん空間だけでなく、コーネルの箱作品そのものも素晴らしかったです。
初見のものが大半だったので、「箱の中身は何だろな?」 とばかりに、
1点1点じっくり鑑賞していたら、あっという間に数十分が経過していました。
玉手箱を開けた浦島太郎状態です。
また、今回の展示では、普段あまりお目にかかれない箱作品のバックショットも拝見できます。
初期の箱作品に関しては、特に何の変哲もないただの箱でしたが、
箱作品の制作を重ねるにつれ、コーネルの意識は、箱の外側にも向かっていったようです。
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コーネル作品の裏側は、web上や画集で紹介されることは、ほとんどありません。
なので、会場で実物と出会って初めて、その裏側の姿を見ることができます。
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また、今回のコーネル展には、他にも激レア要素が多数あります。
箱作品を手掛ける前の初期のコラージュ作品や、
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神経質で引きこもりという従来のコーネルのイメージを覆す友人たちと交わした手紙の数々、
(その中には、マルセル・デュシャンとの手紙も!)
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さらには、日本では上映機会の少ない映像作品が紹介されているのです。
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コーネルが映像作品を制作していたとは!
なんとも意外な印象を受けましたが、映像作品を実際に観てみて、なるほどと納得。
ハリウッド映画など既存の映像を切り貼りして繋げたり、
思わぬところで一時停止させてみたり、逆回転させてみたり。
映像版のコラージュ作品といったところ。
コーネルらしさが存分に発揮された映像作品でした。
平面のコラージュ作品にはじまり、
その後、コラージュを立体的にしたかのような箱の作品で独自のスタイルを確立。
さらに、それと並行して、映像のコラージュ作品を制作していた。
「箱のアーティスト」 という従来のコーネル像が、
「コラージュのアーティスト」 へと一新される展覧会です。
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コーネルのコラージュのアーティストぶりは、日記でも遺憾なく発揮されています。
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ちょっと何言ってるかわかりません (笑)
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日記というよりも、詩や文章のコラージュのよう。
普段から、こういう人だったのですね。
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