女性の洋画家として初の日本芸術会員となった、
池口史子 (ちかこ) さんの作品を中心に近現代の優れた洋画を企画展示する美術館、美術愛住館。
今月3月で、開館1周年を迎える運びとなりました (←おめでとうございます!)。
それを記念して、現在開催されているのは、
”美術愛住館一周年記念 アンドリュー・ワイエス展” という展覧会です。
アメリカの国民的画家で、日本でも人気の高いアンドリュー・ワイエス (1917~2009)。
そのワイエスが、およそ30年に渡って描き続けたのが、
アメリカ・メイン州の海辺の丘に住むクリスティーナとアルヴァロの姉弟と、
その姉妹愛の住処ともいうべき、オルソン・ハウスと呼ばれる古くて大きな家でした。
それら一連の作品は、〈オルソン・ハウス〉 シリーズと呼ばれ、
ワイエスの作品の中でも、非常に人気の高いものになっています。
ワイエスの代表作にして、20世紀アメリカ美術の最高傑作とも称される・・・
《クリスティーナの世界》 も、その一つ。
クリスティーナの目線の先にあるのが、オルソン・ハウスです。
そんな 〈オルソン・ハウス〉 シリーズの習作を多く含む、
世界的なワイエスコレクションを所蔵している施設が、なんとここ日本に存在しています。
それも、今何かと話題の埼玉県に!
その施設の名は、丸沼芸術の森。
株式会社丸沼倉庫の社長でもある須崎勝茂氏によって、
1980年代前半に設立された若いアーティストを支援するための施設です。
ちなみに、あの村上隆氏も、丸沼芸術の森から巣立った一人なのだとか。
今回の一周年記念展では、丸沼芸術の森が所蔵する、
貴重なワイエスコレクションの中から選りすぐられた素描や水彩画約40点が公開されています。
オルソン・ハウスの外観を描いたものもあれば、
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
オルソン・ハウスの内部を描いたもの、
オルソン・ハウスで生活をするクリスティーナとアルヴァロをモデルにしたものも。
もちろん、《クリスティーナの世界》 の習作群も紹介されています。
"なんだ、習作が多いのかァ・・・"
と、展覧会に興味を失ってしまった方がいらっしゃるかもしれませんが。
ワイエスは、1点の作品を描くのに、何枚何十枚と習作を残した画家。
それだけ1点の作品に試行錯誤を繰り返した画家なのです。
それゆえ、ワイエスの習作からは、
作品の制作過程や、ワイエスの生々しい感情が伝わってきます。
いや、実際、とある素描作品には、
作品が売れた際の金額メモが、ワイエスの直筆で残っていました (笑)
おそらく、よっぽど嬉しかったのでしょう。
そうそう、会場には、精巧に作られたオルソン・ハウスの模型も展示されていました。
"《クリスティーナの世界》 は、この視点から描かれたんだな。
なるほど。あの作品は、この角度から見たオルソン・ハウスだったのか!"
といった感じで楽しむことができます。
たかが建築模型と侮るなかれ。
模型とは言え、いぶし銀のベテランの俳優ばりの渋い魅力がありました。
どの角度から見ても、画になります。
模型でこのオーラなのですから、きっと実物のオルソン・ハウスはもっと渋いのでしょう。
いつか実際に訪れてみたくなりました。
あぁ、アメリカに行きたい。
今の僕は、DA PUMPばりにアメリカに恋焦がれています。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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池口史子 (ちかこ) さんの作品を中心に近現代の優れた洋画を企画展示する美術館、美術愛住館。
今月3月で、開館1周年を迎える運びとなりました (←おめでとうございます!)。
それを記念して、現在開催されているのは、
”美術愛住館一周年記念 アンドリュー・ワイエス展” という展覧会です。
アメリカの国民的画家で、日本でも人気の高いアンドリュー・ワイエス (1917~2009)。
そのワイエスが、およそ30年に渡って描き続けたのが、
アメリカ・メイン州の海辺の丘に住むクリスティーナとアルヴァロの姉弟と、
その姉妹愛の住処ともいうべき、オルソン・ハウスと呼ばれる古くて大きな家でした。
それら一連の作品は、〈オルソン・ハウス〉 シリーズと呼ばれ、
ワイエスの作品の中でも、非常に人気の高いものになっています。
ワイエスの代表作にして、20世紀アメリカ美術の最高傑作とも称される・・・
《クリスティーナの世界》 も、その一つ。
クリスティーナの目線の先にあるのが、オルソン・ハウスです。
そんな 〈オルソン・ハウス〉 シリーズの習作を多く含む、
世界的なワイエスコレクションを所蔵している施設が、なんとここ日本に存在しています。
それも、今何かと話題の埼玉県に!
その施設の名は、丸沼芸術の森。
株式会社丸沼倉庫の社長でもある須崎勝茂氏によって、
1980年代前半に設立された若いアーティストを支援するための施設です。
ちなみに、あの村上隆氏も、丸沼芸術の森から巣立った一人なのだとか。
今回の一周年記念展では、丸沼芸術の森が所蔵する、
貴重なワイエスコレクションの中から選りすぐられた素描や水彩画約40点が公開されています。
オルソン・ハウスの外観を描いたものもあれば、
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております)
オルソン・ハウスの内部を描いたもの、
オルソン・ハウスで生活をするクリスティーナとアルヴァロをモデルにしたものも。
もちろん、《クリスティーナの世界》 の習作群も紹介されています。
"なんだ、習作が多いのかァ・・・"
と、展覧会に興味を失ってしまった方がいらっしゃるかもしれませんが。
ワイエスは、1点の作品を描くのに、何枚何十枚と習作を残した画家。
それだけ1点の作品に試行錯誤を繰り返した画家なのです。
それゆえ、ワイエスの習作からは、
作品の制作過程や、ワイエスの生々しい感情が伝わってきます。
いや、実際、とある素描作品には、
作品が売れた際の金額メモが、ワイエスの直筆で残っていました (笑)
おそらく、よっぽど嬉しかったのでしょう。
そうそう、会場には、精巧に作られたオルソン・ハウスの模型も展示されていました。
"《クリスティーナの世界》 は、この視点から描かれたんだな。
なるほど。あの作品は、この角度から見たオルソン・ハウスだったのか!"
といった感じで楽しむことができます。
たかが建築模型と侮るなかれ。
模型とは言え、いぶし銀のベテランの俳優ばりの渋い魅力がありました。
どの角度から見ても、画になります。
模型でこのオーラなのですから、きっと実物のオルソン・ハウスはもっと渋いのでしょう。
いつか実際に訪れてみたくなりました。
あぁ、アメリカに行きたい。
今の僕は、DA PUMPばりにアメリカに恋焦がれています。
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