武蔵野美術大学のキャンパス内にある武蔵野美術大学 美術館に行ってきました。
キャンパス内に生徒の姿は、ほとんどありませんでした。
まぁ、夏休みですからね。
現在、こちらの美術館では、
“夢みる人 今敏” が開催中です。
会期は、8月25日まで。
ちなみに、その日は、2年前に、
今敏さんが、ご自身のブログにて、 『さようなら』 と題された記事を発表した日にち。
日本が生んだ偉大なアニメ監督が急逝して、もう2年が経つのですね。。。
2年前のあの日、今敏監督がお亡くなりになったのを、
twitterで知って、しばらく何も手につかなかったことを今でも覚えています。
と、今敏さんを、皆様も知っているであろう前提でお話していますが。
中には、ご存じない方もいらっしゃるでしょうから、簡単にご紹介を。
代表作の 『千年女優』 や、
『パプリカ』 で、
国内だけでなく、国外からも高い評価を受ける今敏さん。
その影響力から、アメリカTime誌の 『2010年を代表する今年の100人』 に選ばれたほどの人物です。
ちなみに、意外にも (?) 、あまりアニメを見ない僕が、
唯一、その作品を全部観ている、というか、DVDも買っているほどのアニメ監督です。
今敏さんを超える天才は、いないのではないかと思っています。はい。
実は、生前に一度だけ、ご本人とお会いする機会があり、
その時に描いて頂いたサインは、僕の大切な宝です。
そんな今敏さんが、膵臓がんでお亡くなりになったのは、2010年の8月24日のこと。
昨年は、一周忌に合わせて、新宿眼科画廊にて回顧展が開催されましたが。
今年は、今敏さんが、学生時代を過ごし、
また客員教授を務めた武蔵野美術大学で、大々的な回顧展が開催されているというわけです。
それでは、早速、会場に入ってみましょう。
入り口に描かれている、こちらのウサギは、
今敏さんの年賀状に描かれたイラストを元にしたものなのだとか。
ちなみに。
ポスターに使われているのも、ウサギのイラスト。
こちらは、ウサギ年生まれの自分を、キャラクター化したイラストなのだそうです。
確かに、ご本人に似ています (笑)
さてさて、そこまで広くない会場なのですが、
そこには、約70点に及ぶ今敏さんにまつわる品が、ぎっしり展示されています。
今敏さんを敬愛する身としては、これ以上ない贅沢な空間でした。
展示の冒頭は、出身大学での美術展だけあって、
学生時代のデッサンや油絵など、課題作品や卒業制作の作品が展示されています。
学生とは思えない非凡な才能に、驚くというよりも、
もはや、あまりにスゴすぎて呆れてしまうほどでした (←?)
続いて、漫画家時代の今敏さんやアニメーション監督としての今敏さんの仕事が紹介されています。
やはり、驚愕的なのは、その原画の美しさ!!
アニメのイラストというレベルを、軽く飛び越して、立派にアートです。
普段、美術展に行っても、そこまで “持って帰りたい欲求” は沸かないのですが、
今回ばかりは、 “持って帰りたい欲求” を抑えるのに、必死でした (笑)
また、会場では、原画の展示とともに、
今敏さんの実質的に最後の作品である 『オハヨウ』 がループで流されていました。
この作品を、何周も観るに連れて、
「もっと、今敏さんの作品が観たかった。。。」 という気持ちが、
ムクムクと膨らんできてしまいました。
これ以上、会場にいると、泣いちゃいそうなので、そのまま会場を後にすることに。
いやはや、武蔵野美術大学は遠いですが、行った甲斐はありました。
ファンならば、必見の美術展です。
ファンでないなら・・・
1ツ星です (←そこは、公平な評価でw)
“この美術展に、是非行きましょう!” とは、
さすがに美術館まで遠いので、強くオススメはしませんが。
今敏さんの映画作品を観たことがない方は、是非、一度ご覧になってみてくださいませ!
オススメは、 『千年女優』 です。
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が、オススメです!
絶対、観なさい!(おすぎ風)
・・・・・あれっ、今日の記事は、
いつの間にか、美術展ブログでなく、映画ブログになってしまいましたね。
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夢みる人 今敏
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