現在、八王子市夢美術館で開催されているのは、
“かこさとしの世界展 だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!” という展覧会。
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(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)
『だるまちゃん』 シリーズや 『からすのパンやさん』 シリーズで知られ、
2018年に惜しまれつつ、この世を去った絵本作家かこさとしの大規模な回顧展です。
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今展では、デビュー作の 『だむのおじさんたち』 から、
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おそらく日本一歯医者さんで見かける絵本 『はははのはなし』 や、
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今なお名作絵本と評価される 『どろぼうがっこう』 、
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そして、92歳で亡くなる直前まで制作に携わった科学絵本 『みずとは なんじゃ?』 まで。
(絵は、絵本作家の鈴木まもるさんが担当)
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かこさとしの代表的な絵本の原画の数々が紹介されていました。
もちろん、彼の代表作中の代表作である『からすのパンやさん』 シリーズや、
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『だるまちゃん』 シリーズもたっぷりと紹介されています。
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てんぐちゃんやかみなりちゃんなど、いろんな友達と遊ぶだるまちゃん。
誕生当初は、ずんぐりむっくりとした達磨らしいフォルムですが。
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シリーズ中盤あたりから、ボディが徐々にスッキリしていき・・・・・
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最終的には、かなりシュッとした体形になっていました。
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遊ぶことで、シェイプアップ。
だるまちゃんは、僕らにいろんなことを教えてくれます。
今回紹介されていた中で、個人的に一番印象に残った絵本は、『とこちゃんはどこ』 。
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デパートや動物園、海水浴場など、人がたくさん集まる場所で、
両親が目を離した隙にどこかに行ってしまった “とこちゃん” を読者が探すという絵本です。
この絵本が発売されたのは、1970年。
『ウォーリーをさがせ!』 よりも前に、
日本では、こういう絵本が誕生していたのですね。
この当時、やっぱり、勝手にとこちゃんに丸つけたヤツもいたのでしょうか。
(出典:「勝手にウォーリーに丸つけんなよ」byふかわりょう)
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なお、展覧会で紹介されているのは、かこ作品のごく一部。
彼はその生涯で、なんと600冊以上 (!) の著作を残しているのだそうです。
それも、ほとんどが子ども向けの著作。
なぜ、かこは、それほどまでに子どもたちのために全精力を注いでいたのか。
展覧会の冒頭では、その原点となった若き日のセツルメント活動も紹介されていました。
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セツルメントとは、工場労働者などの生活を助けるボランティア。
当時、昭和電工という会社に研究者として勤務していたかこは、
週末になると、セツルメントに集まる子どもたちにオリジナルの紙芝居を披露していたのだとか。
そこでの体験が、のちの国民的絵本作家かこさとしを生むこととなったのです。
あの 『だるまちゃん』 のモデルも、セツルメントに集まる子どもたちなのだそう。
ちなみに、セツルメントの子どもたちは、
面白い作品だと、ちゃんと集まって笑顔で聞いてくれるものの、
面白くない作品だと、あっという間にどこかへ行ってしまったとのこと。
ビートたけしの浅草フランス座での下積み時代にも似た体験があったのですね。
展覧会を通じて、何よりも印象的だったのは、
会場にいるすべてのお客さんが、子どものような目で、かこさとしの絵を眺めていたこと。
誰もが、子どもの頃の気持ちに戻れる。
まさに “かこ” に戻れる、タイムマシンのような展覧会でした。
![星]()
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なお、会場では、子どもの気持ちに戻れるのですが。
会場を抜けると、そこには素敵なかこグッズがいっぱい!
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多くのお客さんが、大人に戻って、大人買いしていました。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
“かこさとしの世界展 だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!” という展覧会。

(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)
『だるまちゃん』 シリーズや 『からすのパンやさん』 シリーズで知られ、
2018年に惜しまれつつ、この世を去った絵本作家かこさとしの大規模な回顧展です。

今展では、デビュー作の 『だむのおじさんたち』 から、

おそらく日本一歯医者さんで見かける絵本 『はははのはなし』 や、

今なお名作絵本と評価される 『どろぼうがっこう』 、

そして、92歳で亡くなる直前まで制作に携わった科学絵本 『みずとは なんじゃ?』 まで。
(絵は、絵本作家の鈴木まもるさんが担当)

かこさとしの代表的な絵本の原画の数々が紹介されていました。
もちろん、彼の代表作中の代表作である『からすのパンやさん』 シリーズや、

『だるまちゃん』 シリーズもたっぷりと紹介されています。

てんぐちゃんやかみなりちゃんなど、いろんな友達と遊ぶだるまちゃん。
誕生当初は、ずんぐりむっくりとした達磨らしいフォルムですが。

シリーズ中盤あたりから、ボディが徐々にスッキリしていき・・・・・

最終的には、かなりシュッとした体形になっていました。

遊ぶことで、シェイプアップ。
だるまちゃんは、僕らにいろんなことを教えてくれます。
今回紹介されていた中で、個人的に一番印象に残った絵本は、『とこちゃんはどこ』 。

デパートや動物園、海水浴場など、人がたくさん集まる場所で、
両親が目を離した隙にどこかに行ってしまった “とこちゃん” を読者が探すという絵本です。
この絵本が発売されたのは、1970年。
『ウォーリーをさがせ!』 よりも前に、
日本では、こういう絵本が誕生していたのですね。
この当時、やっぱり、勝手にとこちゃんに丸つけたヤツもいたのでしょうか。
(出典:「勝手にウォーリーに丸つけんなよ」byふかわりょう)

なお、展覧会で紹介されているのは、かこ作品のごく一部。
彼はその生涯で、なんと600冊以上 (!) の著作を残しているのだそうです。
それも、ほとんどが子ども向けの著作。
なぜ、かこは、それほどまでに子どもたちのために全精力を注いでいたのか。
展覧会の冒頭では、その原点となった若き日のセツルメント活動も紹介されていました。


セツルメントとは、工場労働者などの生活を助けるボランティア。
当時、昭和電工という会社に研究者として勤務していたかこは、
週末になると、セツルメントに集まる子どもたちにオリジナルの紙芝居を披露していたのだとか。
そこでの体験が、のちの国民的絵本作家かこさとしを生むこととなったのです。
あの 『だるまちゃん』 のモデルも、セツルメントに集まる子どもたちなのだそう。
ちなみに、セツルメントの子どもたちは、
面白い作品だと、ちゃんと集まって笑顔で聞いてくれるものの、
面白くない作品だと、あっという間にどこかへ行ってしまったとのこと。
ビートたけしの浅草フランス座での下積み時代にも似た体験があったのですね。
展覧会を通じて、何よりも印象的だったのは、
会場にいるすべてのお客さんが、子どものような目で、かこさとしの絵を眺めていたこと。
誰もが、子どもの頃の気持ちに戻れる。
まさに “かこ” に戻れる、タイムマシンのような展覧会でした。


なお、会場では、子どもの気持ちに戻れるのですが。
会場を抜けると、そこには素敵なかこグッズがいっぱい!


多くのお客さんが、大人に戻って、大人買いしていました。
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