江戸東京博物館で開催中の展覧会、
“古代エジプト展 天地創造の神話” に行ってきました。
こちらは、ドイツの国立ベルリン・エジプト博物館が誇る、
世界有数の古代エジプトコレクション約130点を紹介する展覧会です。
そのうち約100点が初来日!
このコロナ禍によくぞ来日してくれたものです。
ありがたや。
以前は、毎年のように、どこかしらの博物館で、
古代エジプト展が開催されていた気がしますが。
気づいてみれば、ここ数年、古代エジプト展を観ていません。
そんな久しぶりの古代エジプト展ということもあって、
しかも、会場内は全面的に写真撮影OKということもあって、
会場は、会期初週にも関わらず、大賑わいでした。
鬼滅も好きだが、古代エジプトも好き。
それが日本人です (←?)。
さてさて、これまでの古代エジプト展は、
王朝や文明にスポットを当てたものが多かったですが。
今展がフォーカスしているのは、古代エジプト神話。
「
テーマごとに、古代エジプトコレクションを紹介しています。
そんな新機軸の古代エジプト展だったからでしょうか。
ヒヒが頭に乗っている男性やら。
女神から授乳される王様やら。
スカラベと合体してしまった神様やら。
これまでの古代エジプト展では見たことないタイプの作品が多く紹介されていました。
古代エジプト人のクリエイティビティに驚きを禁じえません。
ちなみに、スカラベと人間が合体した作品は、もう一体。
・・・・・・・・・・・一瞬、メイプル超合金の安藤なつかと思いました。
さてさて、他にも印象的だった作品をいくつか。
まずは、今回のメインビジュアルにもなっている目玉作品。
《パレメチュシグのミイラ・マスク》 です。
ポスターの画像で目にした時は、
ファンキー加藤に似ているなァと思いましたが。
実物は、四千頭身の後藤にも似ていました。
あと、マスクの下の部分に描かれた2つの目は、
メガネを外した時の南海キャンディーズ山ちゃんにも似ています。
続いては、《カルナク神殿のアメン神官ホルの方形彫像》 。
どう見ても、体育座りをしているようにしか見えません。
しかも、上の体操服にひざをすっぽり収めての体育座り。
体育の授業を見学しているところなのでしょう。
最後に紹介したいのは、こちら。
《ウナギとヘビの混合した姿をした動物で装飾された青銅製の動物の棺》 だそうです。
ウナギとヘビを混ぜる。
その発想はなかったです。
しかし、何より気になるのは、これが動物の棺であるということ。
こんな長細い動物は、それこそウナギかヘビくらいなもの。
何が入っていたのでしょう・・・。
ちなみに。
展示品は、精緻に作られたものが大半でしたが。
一部、フリーハンド感が際立っていたものもありました。
日本民藝館で目にするタイプのゆるさ。
いつの時代にも、どこの地域にも、
ゆるい作品というのはあるのですね。