先日、日比谷通りを、歩いていた時のこと。
とあるビルの前で、ローマっぽい彫刻と遭遇しました。
“まぁ、ローマっぽいけど、ローマっぽいだけでしょ”
と、まさか、こんなところに、ローマ時代の彫刻があるなんて思うわけもなく、
「まったく、こんな安いレプリカ彫刻を飾るなんて、どうかしてるぜ！」
くらいの気持ちで眺めました。
まぁ、でも、万が一にも、
本物の可能性も無くはないので、一応、近づいて観てみることに。
いやいやいや… (笑)
こんなところに、本物のローマ時代の彫刻があるわけなんかないって (笑)
ニセモノ感が出てますって (笑)
一応、キャプションを見てみました。
ん、2世紀初期の彫刻？！
ローマ皇帝ハドリアヌスが作らせた？！
1798年古代ローマの外港であったオスティアで発見されたものである？！
「ウッソ！マジかよ！！本物かよ！！！」
今年一番の驚きであったと言っても過言ではありません。
というわけで、
無料で観れる 美術百選 特別版 《アンティノウス像》
約2000年も前のローマ時代の彫刻が、日比谷通りで無料で観れるだなんて。
一体、何ゆえ？
“松岡田村町ビル” というビルの名前を見て、思い至るものがありました。
「あ、松岡美術館の松岡さんのビルか
」
さてさて、この松岡田村町ビル。
入り口脇だけでなく、1階玄関ホールにもローマ時代の彫刻が。
《アポロ像》 に、
《着衣婦人像》
こちらの来歴もスゴい！
リシリュー枢機卿一族の館に請来されていた彫刻なのだとか。
それが巡り巡って、日比谷通りに面した賃貸ビルに。。。
モヤモヤとした感情を感じずにはいられない。
＜無料で観れる美術 データ＞
松岡田村町ビル
住所 ：東京都東京都港区新橋5-22-10
アクセス：○都営三田線「御成門駅」より徒歩5分
○ＪＲ・東京メトロ銀座線・都営浅草線「新橋駅」より徒歩8分
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無料で観れる 美術百選～特別版～ 《松岡田村町ビル (東京都港区) 》
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