今から2年前。
なぜ、かくもクリーニング屋の店先には、
独特なセンスのイラストが使われていることが多いのか?
そんな疑問から生まれたこんな企画をお届けいたしました。
記事としては発表していないものの、相変わらず、
ライフワークのように、クリーニング屋アートを採集し続けていますが。
今年に入ってから、新たなアートに注目するようになりました。
それは、歯医者のイラストです。
外科や内科、精神科といった他の科では、
イラストが使われていることはほとんど無いのに。
なぜか歯医者はイラストを使いがち。
そして、独特のセンスを発揮しがちです。
そこで、本日は、僕が街中で採取したシュールなイラストの数々をご紹介。
歯医者アートの世界をお楽しみくださいませ。
~セルフケアする歯~ (千葉県で採集)
歯みずからが歯磨きをしています。
いや、正しくは、自分磨きか。
手が生えているのも気になりますが、
目や口があるのも気になるところです。
口の中には歯があるのでしょうか。
だったら、そっちも磨けよ。
シュールなイラストの下にある 『歯』 の一文字も味わい深いです。
~食いしん坊な歯~ (板橋区で採集)
百歩譲って、先ほどの歯磨きする歯はまだわかります。
ナイフとフォークを手にした歯って、何よ??
しかも、巨大な。
何を食べようというのか。
あと、よーく見ると、腕に小さな力こぶがあります。
何それ。
~IT “それ”が見えたら、終わり。~ (港区で採集)
ひらがな表記していることから、
おそらく子ども向けの歯医者さんと思われます。
子どもにとって歯医者は怖い場所の一つ。
その怖さを少しでも和らげようと、このイラストを採用したのでしょう。
ただ、ピエロというモチーフ自体も、
子どもによっては恐怖の対象になりえます。
しかも、ただのピエロでなく、巨大な歯ブラシを持ったピエロ。
ダウンタウンの浜ちゃんに似たピエロです。
十分、怖いと思うけど。
~ワニワニパニック~ (豊島区で採集)
たぶんワニだと思われますが。
口の下から直接足が生えているため、新種のワニであることは確定。
もしかしたら、地球外に生息するワニかもしれません。
吹き出しで心の声が漏れているようですが、
結局のところ、吹き出しの中には何も書かれていません。
何も無いんかい。
~ヒマワリってなんだっけ~ (板橋区で採集)
コンピューターグラフィックスを初めて目にした。
あの頃の気持ちを呼び起こされるようなデザインです。
抽象的なマークなのかと思いきや、
よく見れば、その上に 『himawari』 と書いてあります。
ということは、おそらくヒマワリを図案化したものなのでしょう。
どこがどう、とか、僕には聞かないでください。
~個性“しか”感じられない~ (豊島区で採集)
いろいろとクセが強すぎて、
どこから処理していきましょう。
何故、漢字の成り立ちの途中のような字体を採用したのか。
どの文字もビロンビロンしていて、
まったくもって矯正できていません。
矯正専門なのに。
あと、丸眼鏡のキャラクターが、
全盛期のマーシーに見えて仕方ありません。
~斬新な治療法~ (板橋区で採集)
切り傷に擦り傷に刺し傷にあかぎれに。
たいていの傷は、絆創膏を貼っておけば大丈夫ですが。
まさか、虫歯の治療にも役立つだなんて!
「今日はどうされました?」
「2日前からどうも奥歯が痛くて・・・」
「あぁ、これは虫歯ですね。小さく穴が開いています」
「そうなんですね」
「じゃあ、穴を塞ぐ感じで絆創膏を貼っておきますね」
「え?削ったりしないんですか?!」
夢のような治療法です。
さてさて、本日ご紹介したのは、歯医者アートのほんの一部です。
世の中には、まだまだ沢山の歯医者アートがあります。
皆さまのご近所にも、素晴らしい歯医者アートがあることでしょう。
もし、「これは!」 というものを採取しましたら、是非お知らせくださいませ!
それでは、いつか第2弾でお会いいたしましょう。
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