ニュースでも取り上げられていましたが。
勝手に退会処理扱いをされていたため、アメブロがしばらく更新できませんでした。
本日ようやく解決したみたいです。
http://www.rbbtoday.com/article/2011/12/26/84562.html
年末。
買い物シーズン到来。
ふと、渋谷パルコ パート1を訪れたら、
3FにあるPARCO MUSEUMにて、 “北の異才たち” という展覧会が開催されていました。
“・・・ん?どんな展覧会?” かと思えば、
青森県立美術館のコレクションを紹介する美術展でした。
なるほど、 「北=青森」 だったのですね。
展示されていたのは、青森県立美術館が誇るコレクションばかり。
例えば、奈良美智さんの 《Lampflowers》 や、
1993年 ⒸYoshitomo Nara
棟方志功の 《御吉祥大辨財天御妃尊像図》 …などなど。
「青森県立美術館に、是非、一度は行ってみたい!!」
・・・でも。
「寒いのは、絶対、イヤだ!!!」
という僕のような人には、ピッタリな美術展。
一般500円という入場料にしては、少し作品数が少ない気がしましたが、
PARCOカードや、東京青森県人会の会員証があれば、半額の250円で入場できます。
青森県立美術館をイメージしたであろう、
白くてシンプルなオシャレ空間も素敵です。
奈良美智さんや棟方志功、寺山修司の作品はさておいて、
個人的に一番観たかったのは、成田亨のウルトラマンやウルトラセブン、怪獣のデザイン原画。
《チブル星人》 をはじめ、
ぺスター、カネゴン、ザラブ星人、ダダなどの怪獣のデザイン原画が展示されていました。
ウルトラマン大好き少年だった僕だけに、
このコーナーに関しては、異様なテンションに (笑) !
全部で10数点しか展示されていませんでしたが、確実に、3分以上は没頭していました。
ウルトラマンに全く興味がない人は、
“どうせ、ただの怪獣のデザイン画でしょ” と冷めていることでしょうが。
違うのです!
ちゃんとアートなのです!
実は、成田亨は、もとは彫刻家。
怪獣1体のデザインに対して、
アート的な要素、哲学的な要素、生物学的な要素など、
様々なアプローチから取り組んだのだそうです。
それだけに、その完成されたデザインは、
他の作品にも引けを取らない、立派なアート作品。
是非、一度、原画をご覧くださいませ。
ただ、逆の意味で、ご覧頂きたいのが、 《ウルトラマン 初稿》 の原画。
皆さんが知っているウルトラマンとは、顔が全然違います。
二重だし、人中 (=鼻の下の溝) はあるし…。
ウルトラマンというよりは、ウルトラマンの衣装を着た変態でした (笑)
そして、もう一人印象的だったアーティストが、小島一郎。
名前はシンプルですが (←失礼!) 、
“写真界のミレー” として、最近評価が高まっている青森出身の写真家です。
ちなみに、津軽の猛烈な地吹雪や、北海道の四季など、
過酷な撮影が原因で、昭和39年に、39歳の若さで急逝しています。
《つがる市 木造》
何も知らないで、この写真を観たら、
50年以上も前に撮られたものとは思わなかったことでしょう。
それくらい、今でも色褪せない力を持った写真でした。
これは、確かに、再評価が高まるわけです。
今回の美術展では、
展示されている作品だけでなく、スタッフさんの服にも注目です。
“何か可愛らしくて、オシャレな服を着ているなぁ。パルコだから?”
と思っていたら、
実は、この服は、青森県立美術館のフロアスタッフのユニフォーム。
ミナ ペルホネンというファッションブランドが、プロデュースしているのだとか。
こんな可愛いユニフォームなら、
「着てみたい♪」 という女子は、たくさんいるのでは?
それと比べてしまうと、
某国立近代美術館のフロアスタッフの服は、人民服みたいで、ちょっと怖い…。
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北の異才たち
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