~前回までのあらすじ~
日本全国を旅して、1085件すべての国宝をハンティングする男。
彼の名は、国宝ハンター。
そんな国宝ハンターは、今、京都にいた!
『今年が公開ラストとなる国宝』 に、 『12年に1度しか公開されない国宝』 に。
レア度の高い京都の国宝を、続々とゲットしていく国宝ハンター。
しかし、順調に見えた京都での国宝ハンティングから一転・・・
今宵、国宝ハンターに、史上最大の試練が襲い掛かる!
しかし、彼は、まだ、そのことを知る由も無かった―
妙法院からの~、六波羅蜜寺からの~、京都国立博物館です。
何とか閉館時間に間に合いました(´▽`) ホッ
京都国立博物館で、現在開催されているのが、
“宸翰 天皇の書―御手が織りなす至高の美―” という美術展。
こちらは、なんと国宝が10件以上出展されている、
国宝ハンターとしては、絶対に見逃すことのできない美術展なのです。
しかも、出展されているのは、
滋賀の延暦寺の 《嵯峨天皇宸翰光定戒牒〈(弘仁十四年四月十四日)/〉》 (ジャンル:古文書) に、
大阪の水無瀬神宮の 《後鳥羽天皇宸翰御手印置文〈暦仁二年二月九日/〉》 (ジャンル:古文書) に、
京都の長福寺の 《紙本著色花園天皇像〈豪信筆/〉》 (ジャンル:絵画)
・・・と、通常の方法では、ハンティングするのが難しそうな国宝ばかり。
ますます国宝ハンターとしては、絶対に見逃すことのできない美術展なのです。
この美術展でゲットした国宝は、上の3件に加えて、
・《藤原佐理筆詩懐紙》(ジャンル:書籍・典籍)
・《伝藤原行成筆書巻》 (ジャンル:書籍・典籍)
・《聖武天皇勅書(天平感宝元年閏五月廿日)》 (ジャンル:古文書)
・《高倉天皇宸翰御消息(十一月十三日)》 (ジャンル:古文書)
・《後嵯峨天皇宸翰御消息(四月十五日)》 (ジャンル:古文書)
・《亀山天皇宸翰禅林寺御起願文案〈永仁七年三月五日/〉》 (ジャンル:古文書)
・《後宇多天皇宸翰弘法大師伝(絹本)》 (ジャンル:書籍・典籍)
・《後宇多院宸記〈(文保三年具注暦)/御自筆本〉》 (ジャンル:古文書)
・《後醍醐天皇宸翰天長印信(蝋牋)》 (ジャンル:古文書)
の9件。
計12件の国宝を、ゲットすることが出来ました。
京都国立博物館の名アシストに、感謝感謝です。
ちなみに、こちらで観た全12件の国宝の中で、
一番印象に残っているのが、 《聖武天皇勅書(天平感宝元年閏五月廿日)》
聖武天皇の勅書とありますが、
実は、上の文書の中で聖武天皇の自筆として確実なのは、 『勅』 の1字だけなのだとか。
たった1文字で国宝に指定されるとは、さすが天皇様。
さて、ここまで、順調すぎるくらいに順調に、国宝をハンティングしています。
過去さまざまなトラブルに巻き込まれてきた自分だけに。
むしろ、こんなにも順調で、怖いくらいです (笑)
僕の計画的としては、あとは、夜の特別拝観が行われている清水寺を観るくらいなもの。
受付終了時刻の21時30分には、まだ余裕がありますので、
ここらで、一息つくがてらに、夕食でも食べることにします。
夕食タイム
さぁ、お腹もいっぱいになったし、清水寺に向かいましょう!
すっかり暗くなった京都の街を、しばらく歩いていると・・・
「・・・・ん?」
清水寺に行ける近道らしき道を発見!
いやぁ、ついている時って、とことんついているのですね♪
・・・・・・・・と、ホクホクの気分でいられたのは、ここまで。
進めども進めども、街灯の一つも無し。
しかも、周りは、墓地。
人っ子一人見当たりません (涙)
(いや、こんな真っ暗な墓地に誰かに出会ったなら、それも怖いですが。。。)
なんとかかんとか墓地を抜けても、まだまだ暗い道が続きます。
「もうイヤだ~~~~~ (涙)」
これ以上進みたくない気持ちもありますが、
引き返して、まだ墓地に戻るのも、イヤです (泣)
なけなしの勇気を振り絞って、真っ暗な道をひた進みます。
道の先に清水寺があると信じて。
そして、軽い遭難状態になってから、10分後―
「マジかよ~~~~~ (涙)」
まさかまさかの閉門!
『「夜の特別拝観」期間中にお寺に御用の方は、正面入口へお廻り下さい。』 の文字を観た瞬間、
本気で泣けてきました。。。
その後、来た道を引き返し、再び墓地を抜け、
市街地に戻り、約1㎞続く坂道を上り、ようやく清水寺に到着。
軽い感じで、 『正面入口へお廻り下さい。』 と言われてから、すでに30分以上経過しています。。。
どんだけだ (涙)
そんなわけで、寒さと恐怖と安堵ともろもろで、
鼻がグシュグシュの状態で目にした、夜の特別拝観中の清水寺の姿は・・・
それはそれは、美しかったです (涙)!!
もちろん、国宝である 《清水寺本堂》 も目にすることが出来ました。
清水寺、サイコーです
かくして、京都での大冒険を終え、
無事に深夜バスで、東京に舞い戻った国宝ハンターなのでした。
めでたしめでたし。
今現在の国宝ハンティング数 296/1085
国宝ハンターは、ランキングにも挑戦中
日本全国を旅して、1085件すべての国宝をハンティングする男。
彼の名は、国宝ハンター。
そんな国宝ハンターは、今、京都にいた!
『今年が公開ラストとなる国宝』 に、 『12年に1度しか公開されない国宝』 に。
レア度の高い京都の国宝を、続々とゲットしていく国宝ハンター。
しかし、順調に見えた京都での国宝ハンティングから一転・・・
今宵、国宝ハンターに、史上最大の試練が襲い掛かる!
しかし、彼は、まだ、そのことを知る由も無かった―
妙法院からの~、六波羅蜜寺からの~、京都国立博物館です。
何とか閉館時間に間に合いました(´▽`) ホッ
京都国立博物館で、現在開催されているのが、
“宸翰 天皇の書―御手が織りなす至高の美―” という美術展。
こちらは、なんと国宝が10件以上出展されている、
国宝ハンターとしては、絶対に見逃すことのできない美術展なのです。
しかも、出展されているのは、
滋賀の延暦寺の 《嵯峨天皇宸翰光定戒牒〈(弘仁十四年四月十四日)/〉》 (ジャンル:古文書) に、
大阪の水無瀬神宮の 《後鳥羽天皇宸翰御手印置文〈暦仁二年二月九日/〉》 (ジャンル:古文書) に、
京都の長福寺の 《紙本著色花園天皇像〈豪信筆/〉》 (ジャンル:絵画)
・・・と、通常の方法では、ハンティングするのが難しそうな国宝ばかり。
ますます国宝ハンターとしては、絶対に見逃すことのできない美術展なのです。
この美術展でゲットした国宝は、上の3件に加えて、
・《藤原佐理筆詩懐紙》(ジャンル:書籍・典籍)
・《伝藤原行成筆書巻》 (ジャンル:書籍・典籍)
・《聖武天皇勅書(天平感宝元年閏五月廿日)》 (ジャンル:古文書)
・《高倉天皇宸翰御消息(十一月十三日)》 (ジャンル:古文書)
・《後嵯峨天皇宸翰御消息(四月十五日)》 (ジャンル:古文書)
・《亀山天皇宸翰禅林寺御起願文案〈永仁七年三月五日/〉》 (ジャンル:古文書)
・《後宇多天皇宸翰弘法大師伝(絹本)》 (ジャンル:書籍・典籍)
・《後宇多院宸記〈(文保三年具注暦)/御自筆本〉》 (ジャンル:古文書)
・《後醍醐天皇宸翰天長印信(蝋牋)》 (ジャンル:古文書)
の9件。
計12件の国宝を、ゲットすることが出来ました。
京都国立博物館の名アシストに、感謝感謝です。
ちなみに、こちらで観た全12件の国宝の中で、
一番印象に残っているのが、 《聖武天皇勅書(天平感宝元年閏五月廿日)》
聖武天皇の勅書とありますが、
実は、上の文書の中で聖武天皇の自筆として確実なのは、 『勅』 の1字だけなのだとか。
たった1文字で国宝に指定されるとは、さすが天皇様。
さて、ここまで、順調すぎるくらいに順調に、国宝をハンティングしています。
過去さまざまなトラブルに巻き込まれてきた自分だけに。
むしろ、こんなにも順調で、怖いくらいです (笑)
僕の計画的としては、あとは、夜の特別拝観が行われている清水寺を観るくらいなもの。
受付終了時刻の21時30分には、まだ余裕がありますので、
ここらで、一息つくがてらに、夕食でも食べることにします。
夕食タイム
さぁ、お腹もいっぱいになったし、清水寺に向かいましょう!
すっかり暗くなった京都の街を、しばらく歩いていると・・・
「・・・・ん?」
清水寺に行ける近道らしき道を発見!
いやぁ、ついている時って、とことんついているのですね♪
・・・・・・・・と、ホクホクの気分でいられたのは、ここまで。
進めども進めども、街灯の一つも無し。
しかも、周りは、墓地。
人っ子一人見当たりません (涙)
(いや、こんな真っ暗な墓地に誰かに出会ったなら、それも怖いですが。。。)
なんとかかんとか墓地を抜けても、まだまだ暗い道が続きます。
「もうイヤだ~~~~~ (涙)」
これ以上進みたくない気持ちもありますが、
引き返して、まだ墓地に戻るのも、イヤです (泣)
なけなしの勇気を振り絞って、真っ暗な道をひた進みます。
道の先に清水寺があると信じて。
そして、軽い遭難状態になってから、10分後―
「マジかよ~~~~~ (涙)」
まさかまさかの閉門!
『「夜の特別拝観」期間中にお寺に御用の方は、正面入口へお廻り下さい。』 の文字を観た瞬間、
本気で泣けてきました。。。
その後、来た道を引き返し、再び墓地を抜け、
市街地に戻り、約1㎞続く坂道を上り、ようやく清水寺に到着。
軽い感じで、 『正面入口へお廻り下さい。』 と言われてから、すでに30分以上経過しています。。。
どんだけだ (涙)
そんなわけで、寒さと恐怖と安堵ともろもろで、
鼻がグシュグシュの状態で目にした、夜の特別拝観中の清水寺の姿は・・・
それはそれは、美しかったです (涙)!!
もちろん、国宝である 《清水寺本堂》 も目にすることが出来ました。
清水寺、サイコーです
かくして、京都での大冒険を終え、
無事に深夜バスで、東京に舞い戻った国宝ハンターなのでした。
めでたしめでたし。
今現在の国宝ハンティング数 296/1085
国宝ハンターは、ランキングにも挑戦中