ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
すっかりご無沙汰していた、この企画。
お待たせしました。
半年ぶりに帰ってまいりました! (待っていた方が、いれば…の話です)
今回向かったのは、昭島市。
特に美術館があるわけでもないので、昭島駅に降り立ったのは、これが初めて。
まさか、 「巨匠と同じ名前のお店があるから。」 という理由で訪れるとは、誰が想像しましょうか。
さてさて、その昭島駅から、歩くこと約10分。
今回の目的のお店は、そこにありました。
印象派最大の巨匠クロード・モネの名前がついた洋菓子屋さんです。
お店の中に入ってみると、ディスプレイでは・・・
“スイーツ” と呼ぶよりも、
“洋菓子” と呼ぶ方がしっくりくるような、どこか懐かしい感じの洋菓子たちが、お出迎え。
その名もズバリ 『昭和のまどれーぬ』 なるマドレーヌもありましたし。
また、店内を見渡してみれば、贈答用のお菓子もいっぱい。
多作だったクロード・モネを彷彿とさせます。
(↑無理やり、結び付けてみましたw)
さてさて、店内には、イートインスペースも。
当然のように、モネの作品が飾られております。
昭島で買ったケーキを、我が家まで持って帰るのも大変なので、
こちらで、食べてしまうことにしました (イートインスペースがあって、良かった~♪)
メニューがたくさんあって、
しかも、セットにするとリーズナブルで、目移りしてしまいました。
散々悩みぬいた末に選んだのは、モネブレンドとザッハトルテのケーキセット(700円)
ちなみに、こちらのザッハトルテは、
幼い頃からモネの絵が好きで、画家になりたくてフランスに行ったのに、
フランス菓子に魅せられて帰ってきたという店主の一番の自信作とのこと。
確かに、想像力を、かなり逞しくしてみれば・・・
モネが繰り返し描いたエトルタ (ノルマンディー地方の断崖) の姿を連想させなくもありません。
では、早速、一口。
・・・・・・そう思って、フォークを振り下ろしたのですが、
意外な硬さに押し返されて、フォークが上手くザッハトルテに食い込みません (あれっ?)
さすが、エトルタ。
フォークを持つ手に、より力を込めると、
ずっしりした感触とともに、ザッハトルテが切り分けられました。
そのまま、パクリ。
「ほむほむほむ・・・これはっ!」
もっさりとした触感のスポンジの中には、ドロリとしたアンズジャムが。
そのアンズジャムの酸味が、ビターなチョコレートに、絶妙にマッチしていました。
自らザッハトルテを頼んでおきながらなんですが、
実は、あまりチョコレートケーキが得意でない僕なのですが。
(理由は、甘すぎるため)
このザッハトルテに関しては、あまりに、バランスが絶妙のため、パクパクと食べてしまいました。
食べ終わった後も、口の中が、甘々しすぎて…ということは、ありません。
こんなザッハトルテを生み出せるのですから、
店主は、画家にならなくて正解だったと思います (笑)
昭島市は、僕には、なかなか遠い地なので、
お近くにお住いの皆様は、どうぞ僕の代わりに、食べて来てくださいませ。
<お店情報>
クロードモネ
住所:東京都昭島市松原町1-11-9
営業時間:11時~19時
定休日:水曜日
http://tabelog.com/tokyo/A1329/A132902/13114750/
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第10回 昭島市松原町でクロード・モネ
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