美術に関するニュースや美術品を見て、
勝手に思っちゃたこと、想像してしまったことの数々を発表するコーナー。
それが、『美術の思っちゃった』です。
では、早速発表していきましょう!
●マリー・ローランサンを見て思っちゃった
もし、ローランサンが、前列でお笑いライブを観ていたら、
芸人が掴みで、「今日のお客さんはべっぴんさんが多いですね!
べっぴんさん、ぺっぴんさん、ひとつ飛ばして、ローランサン」と言うと思う。
●ジョルジョ・デ・キリコを見て思っちゃった
デ・キリコは長い画家人生の中で、一度だけ、
磯野貴理子のように、「キリコ⇒キリ⇒キリコ」と改名したことがあると思う。
●フランシス・ベーコンの人物画を見て思っちゃった
身体、それも特に顔を歪ませて描くベーコン。
そんな独創的なタッチで描かれた人物の顔を、
『ストリートファイターⅡ』で負けたキャラに差し替えても、さして違和感は覚えないと思う。
●酒井田柿右衛門を見て思っちゃった
17世紀から今も続く、有田焼の名家・酒井田柿右衛門。
昭和以降の酒井田柿右衛門は、人生で一度くらいは、
大山のぶ代風に、「僕、柿右衛門!」と言ったことがあると思う。
●ドーミエを見て思っちゃった
もし、ドーミエがもう少し日本で知名度の高い画家だったら、
『世界まる見え!テレビ特捜部』の放送前に流れる短いPR動画で、
ビートたけしが、「世界 中尾ミエ」じゃなくて「世界 ドーミエ」とボケていたと思う。
●仏像に踏まれる邪鬼を見て思っちゃった
コンプライアンスが厳しい今日この頃、邪鬼とはいえ、
“踏まれているのは可哀そう…”と、声が上がる可能性もあるので。
「※この邪鬼は特別な訓練を受けています」という注釈が添えられると思う。
●フタペロペロのニュースを見て思っちゃった
おでんツンツンやフタペロペロといった、
迷惑行為がSNSで炎上し、世間を騒がしている昨今ですが。
もし、ジャクソン・ポロックの時代にもSNSがあったら、
当時斬新すぎたポロックのドロッピングの手法も槍玉にあげられ、
世間からは、「絵具ピシャピシャ男」と呼ばれていたと思う。
以上、『美術の思っちゃった』でした。